この小説は一切ご本人様に関係ありません。
マブダチ組
⚠️嘔吐表現⚠️
わんく
R「ッふ―ッッ……ッぅ”」
びしゃびしゃと音を立てながら俺はビニール袋に嘔吐物を吐き出す。隣には背中を擦りながら何も言わずただ優しい顔をするシャオロン。クッソ…昨日無理して鬱先生達と飲むんやなかった…。こんなカッコ悪い所見せて恥ずかしいったらありゃしない。しかも好きな人に、恋人に、こんなに迷惑掛けてしまって申し訳ない。
R「ん”ッ…すまん、キモイ所見せてもて…。」
S「ん―ん、へーき。どう?気持ち悪いの収まった?」
R「…少し。」
S「ん、良かった。」
まだ吐き気が残っており気持ち悪い。頭も痛いしなんなら何処もかしこも痛い。身体の怠さやしんどさは尋常じゃなかった、なんならこのまま死んでしまうのではないかと思うほどの感覚だった。空気に流されるんやなかった、あの時早く帰っていれば、シャオロンにこんな迷惑掛けなかったのに、様々な後悔が俺の事を襲い始める。申し訳ない気持ちと罪悪感や後悔の気持ちがこんがらがってより気持ち悪く感じる…。
S「何か食えそう?」
R「…いや、大丈夫。」
S「飲み物は?」
R「…大丈夫。」
S「…お前さ、俺が迷惑しとると思っとる?」
R「…。」
俺はこくりと頷いた。こんなの迷惑に決まってるだろう、勝手に酔って、勝手に二日酔いで吐いて、おまけにシャオロンにまで心配掛けて、せめて飲み物とか食べ物位は自分で用意したい。だがこんな長文、今の体調不良の俺が上手く言えるわけがない。こんな俺に優しくするシャオロンに申し訳なくて、俺は必死に断った。
S「なーに言うとん。俺はな、お前がこのまま元気になって行くんやったら何もせんよ。でもな、今のお前は一人で何も出来ひんやろ?や・か・ら!!俺はいつもされてる事をお前に返しとるだけ!わかった?」
R「…そんな、悪いよ…。俺の自業自得やし…。」
S「…お前さ―、一人で抱え込み過ぎやねん。ピンチになったら助けてって言えよ、俺がいつでも助けてあげるから。」
俺はシャオロンの一言一言がズキズキと心に刺さるのが感じた。苦しい、悲しい、申し訳ない、全部の気持ちがこんがらがりすぎて意味分からんくなりそう。でもこんな言葉を掛けてくれるシャオロンなんて俺が本当に困ってる時だけ、そんな時位は甘えたい、でもやっぱり罪悪感がデカくて自分の気持ちに正直になれない俺に俺は気持ち悪く感じ始める。しばらく沈黙が続けば俺は閉まっていた口を開く。
R「…じゃあ、ぎゅーしてもええの…?」
S「…ええよ?ほら、」
シャオロンはそう言えば俺の両手を掴んでいた手を大きく広げ優しく微笑み掛ける。俺はぎゅ、とシャオロンに抱き付く。シャオロンの温もりが全身に伝わる。シャオロンも俺の事をぎゅッ、と抱き締め返す。ふふん、というシャオロンの満足気の笑いが聞こえれば俺はつい笑みが溢れる。
S「…何笑てんねん。」
R「ふふっ…笑いや、何でもあらへんよ。」
S「…そ、粥でも作るか?」
R「…一緒に作るのは?」
S「だめ、ここで大人しく寝てろ。」
R「え―…。」
そう他愛もない会話を広げれば、またシャオロンと俺の絆が深まるのを感じる。シャオロンは流石やな、将来こいつを嫁にしたいもんやわ。…いや、こいつは俺の嫁にする、してみせる。お互い支えあえる仲は夫婦として第一歩やからな!!!
終わり。
体調不良…嘔吐表現一回書いてみたかったんですよね。吐いてる所とか想像するともう堪りませんよね。体調不良特有の顔色の悪い色、主的には美味しいです。
では、次の投稿でお会いしましょう。
コメント
208件
うわー!!尊いで溢れてる…( > <。) 最高すぎてにやけ止まらへんw 最高をあざす…
初コメント失礼します! ちょうど最近wrwrdにハマっているのですが、ロボロ助かります。ありがとうございます。
最&高過ぎて尊死して死んだ