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Hayato side
「来年の誕生日、どこ行く?」
今日は君の誕生日
朝早く起きてテーマパークの入場待ち、ワクワクを押さえきれず君にたずねる
「この遊園地、リニューアルで来年来れないもんね」
来年もここに来たかったけど、難しいから
ここのキャラクターのついたキャップを被ってくる位には楽しみにしてくれていたのだなと、普段自分では素直だと言いながら素直じゃない君に舞い上がって少し早口になる
テーマパークに男二人、わからない程度に肩と肩が触れる
俺は嬉しいけど、きっと君はちょっと困った顔をしているはず
「離れないように」
わざと顔が見れないように、周りに知られないように
君が世間の嫌な視線を感じなくて済むように
でもどこか触れていたくて、君の後ろに回り込んで目の前の肩に軽く手を置く
それでも君は恥ずかしくて振り払ってしまうだろうけど
あと少しだけこのままで
去年の誕生日も、こうやって一緒に過ごした
今年も、来年も
もっと先も
きっと、ずっと
fin.
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