テラーノベル
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ロボゾム関係がここで一気に見れるよ。
ロボロの過去の回想がメインだよ。
深夜に書いてたから内容塵だったらごめん…
今回はずっとロボロ視点。
ロボロ視点
ゾムとは長い間一緒だった。
組織に入ったのも同時期、
組まれた部隊も同じ、
幹部になったのも同時期、
一緒に行動することが極端に多くて、
自分の「最初の相棒」ができたような気がした。
ゾムが無茶をしてぶっ倒れることは何回も経験した。
すぐに前線に突っ込んで、帰ってきたと思ったら気絶して倒れる。
それと同時に、終戦の合図が流れ込んでくる。
そういった経験は少なくなかった。
大抵、ゾムが活躍するときは俺は活躍しなかった。
目の前の敵は瞬く間に一掃され、俺は数人殺しただけで、
気づいた時には終戦の合図が聞こえている。
ゾムといて、楽しくないときはなかった。
でも、無力感を痛感しないこともなかった。
「自分はコイツよりも劣っているんだ」と、いつものように思う。
それが、嫌だった。もう自分自身に失望なんてしたくない。
そう思って、俺は監視と指示をメインにすることにした。
距離を置いてしまった。ゾムに一言も告げずに。
その直後の戦争で、ゾムは意識不明と記憶喪失になった。
どれだけ、精神が壊れたか。
ありもしない噂が流れるし、ゾムはまた気絶するし、
気持ちは、整理がつかない状況に陥るまでに混沌としていた。
幹部らの前では平気でヘラヘラと笑うけど、
心の奥底までヘラヘラしているわけではない。
自分がこんなにも簡単に幹部の皆を欺いてしまっていることを、いまだに信じることができない。
この複雑な心境を、どうにかしたくて、
どうしようもできなくて。
早く戻ってほしいと願う気持ちと、あの時何も言わずに離れたことを忘れたままでいてほしい気持ち。
俺はどちらに従えばいい?
一つに決めろなんてことできるわけない。
俺はこの先、どう行動すればええんやろうか。
このまま、空っぽの笑顔を通し続けるのか?
本当に、それで…
▷
?「ロボロ?聞いてる?」
「ゑ?あ、ぁー…考え事しとった」
「なんや」
目の前には、顔を伏せているショッピと俺に話しているぺ神がいる。
sn「直に意識は回復するってことと、」
sn「ゾムの殺人衝動についてのこと」
「…もっかい、説明、してくれへんか、」
sn「はぁ…えっと…」
相手のボスの首を落とした後、終戦の合図が出された。
にもかかわらず、ゾムが攻撃を止めなかった。
何も見えていないかのような、虚ろな目で、
何も感じていないような、無機質で揺るがぬ表情で、
機械的で、でも緩慢な動きで敵を殺し続けていた。
それを、ショッピが止めに入った。
そしたら、ショッピに攻撃を仕掛けようとしていたから、俺が止めた。
そこまでは覚えている。
その時のゾムの行動の理由が、推測できたというのだ。
それが、「殺人衝動」。
ショッピは、とある発言からゾムの幼少期の重い記憶を思い出させてしまったらしい。
それがフラッシュバックし続け、ゾム自身に負荷がかかった。
その負荷を軽減するために、殺人で気を紛らわし続けた可能性が一番高い。
sn「理解?」
「…理解。」
理解はした。はずだ。でも、受け入れようとはしていない。
本能が、あの楽しい記憶が、それを拒否している。
殺人、衝動? そんなものに翻弄される奴じゃない
仲間を無意識下で傷つける奴じゃない
昔から、一番よく分かっとるはずなのに
本人にとっても、受け入れてもらうことが一番だって、
分かっているのに
どうしても、今のゾムを、受け入れられそうにない。
コメント
2件
頑張ってください! 続き楽しみです!
悲しい(. . `) 頑張って記憶取り戻せる事を願う:( ;´꒳`;): 続き楽しみ✨️(´。✪ω✪。 ` )