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ピピピピッピピピピッ…
聞きなれたアラームの音で目が覚める。
今日も、朝がきてしまったようだ。
ふと、頬に手を当ててみる。
…また、泣いているようだ。
最近、目が覚めると涙が頬を濡らしている。
理由は…分からない。
重い身体を起こし、着替えてからリビングに向かう。
「朝ごはん、ゼリーでいっか。」
もうずっと、朝ごはんを食べれていない。
食べたくないのではない。
食べられないのだ。
だから、ずっと、朝ごはんはゼリー飲料。
意外となんとかなるんだよ?
…もう、「空腹」ってのもよく分かんないし。
「会社、行かなきゃな…」
そうぼやきつつ、家を出る。
僕の勤める会社は、みんな仲が良く、雰囲気も明るい。
…表向きは。
会社に着いた。
…大丈夫。
今日は午前だけだから、きっと大丈夫。
「…おはようございます」
…やはり、誰も挨拶を返してはくれないか。
そう思いつつ、自席に着く。
今日の仕事は…
・○○のプレゼン資料作成
・社員Aの仕事の残り
か。
…社員A、またかよ。
仕事残しすぎじゃね?
そしてそれを僕だけにやらせるなよ…
いつも、社員A(だけじゃないけど)の仕事の残りは僕に回ってくる。
そして、大体文句を言われる。
みんな、仲良く僕を責めるから、みんなの仲は深まってく。
さっき言った「表向きは」とは、そういう意味だ。
…よし。
全部終わった。帰ろう。
「お疲れ様です」
…まあ、無言だろうね。
ドンッッ!
帰り際、思いっきりぶつかられてよろける。
…言葉にすれば良いのにって毎回思う。
…さぁ!帰ろう!
今日も楽しいことが待ってるよ!