納豆ぉちゃん様のリクエスト
ロシア✕アメリカでイチャラブ
「なぁなぁロシア〜俺、勉強飽きたんだけど」
「…馬鹿かお前、まだ三十分も経ってないぞ」
ここは、ロシアの私室。
経緯は不明だが、れっきとした恋人同士のアメリカとロシア。
学生である二人は、ロシアの部屋に上がり込み、勉強会に勤しむ── はずだったのだが。
「微分積分って何だよ…意味ないだろ!なあロシア!俺、もう休みたい〜!」
黙々とテキストに向かっていたロシアに、アメリカは喋りかけた。
勉強会開始から三十分が経つが、アメリカのノートは真っ白だ。
「はぁ…勉強しろよ…宇宙開発、俺に負けてもいいのか?」
「は!?負けないし!俺はアメリカだぞ!?」
シャーペンをノートに走らせながら、ロシアは喧しい恋人にため息をつく。
少し煽れば、すぐに噛み付いてくるアメリカ。
「宿題、終わったのか?テストが近いんだぞ」
「分かんないんだよ!あーやる気ないわー」
ペンをくるくる回す困った恋人に、ロシアは身を乗り出した。
「何が分からないんだ?」
「問の二番、解けねぇ…絶対解けねぇ!リーマン予想だ!」
「未解決問題じゃねぇんだよ…」
アメリカの教科書を覗き込んだロシアは、ああ、これは…と解説を始める。
「まず、この定積分をkと置いて」
「何でkなんだ?kじゃないとだめなのか?」
「…別に何の文字でもいい」
「ふ〜ん…じゃあRにする!」
ロシアのR!
そう満面の笑みで答えるアメリカに、ロシアは思わず赤面した。
「ロシア?どうしたのか?顔赤いぞ?」
「…これが…惚れた弱みか…」
そんなこんなで、勉強嫌いのアメリカも、ロシアの話は素直に聞くらしい。
地頭は良いのか、するすると飲み込んでいく。
「──で、こうなるって訳だ」
「へぇ!すげぇ!ロシア天才だな!」
「いや…別に…」
「教えてくれてThank you!赤点回避!」
と、一見順調そうに見えたのだが。
またその、三十分後。
「なぁ〜いいだろ〜!ちょっとサボろうぜ!休憩休憩!脳を休ませないと!!」
「お前の脳は常におねんねしてるだろ…」
飽き性なアメリカは、再びグズっていた。
ロシアに横から抱きついて、その巨体をゆらゆらと揺らす。
「おい、やめろ…くっつくな」
「やだ、イチャイチャする!」
「…勉強に戻るぞ」
ロシアは迷惑そうに眉をひそめる。
一方のアメリカは、構わず、ロシアの膝上に乗り上げた。
「おい…降りろ」
「え〜?──今、その気なのに♡」
色づいたその吐息に、ロシアはぴくりと眉を動かした。
恋人同士が、部屋に二人っきり。
集中して勉強だなんて、できるはずがない。
「…誘っても無駄だからな」
「何言ってんだよ♡どうせ溜まってるんじゃないのか?」
アメリカは、ロシアの股をさわさわと手で刺激する。
微弱な刺激に、ロシアのものが首をもたげた。
「……ッ」
顔は平静を装っているが、身体は正直に反応している。
アメリカはニンマリ笑うと、ロシアの耳元で囁いた。
「ロシアの家族、今いないんだろ?──ヤッちゃう?♡」
恋人に誘惑されて、我慢できる者はいない。
「むッ!?──んッ♡ちゅぅッ…んふ…んぅ♡」
気づけばアメリカは、ロシアに頭を引き寄せられて、唇に噛みつかれていた。
「あはッ♡流石ロシアッ♡分かってるぅ♡」
「…ちょっとだけだからな」
アメリカは自発的にシャツを脱いだ。
綺麗に割れた腹筋と、ふっくらと柔らかい胸筋が映える。
「ちょっとだけ!五分…十分…一時間だけ♡」
「…増えてるぞ」
唇と唇を合わせるだけのキスから、だんだんと舌を絡めていく。
「…ぢゅ…ぢゅぅ〜〜〜〜ッ♡」
「んふ♡…ぁふッ…んんぅッ♡♡」
ロシアはアメリカの舌を吸う。
スロートキスに翻弄されたアメリカは、頭がふわふわと快感に漂い始めるのを感じた。
「ぷはぁッ♡…ん、ろしあ…もっと、」
「はいはい、全く困ったお姫様だな」
アメリカが、ロシアの頭を引き寄せてキスを強請る。
苦笑したロシアは、出しっぱなしになったアメリカの舌を、唇で優しく包みこんだ。
「んんッ…ろしあ…ッ♡ろひあ…ッ♡」
アメリカがキスに溺れている間、ロシアはジジ…と、アメリカのズボンのチャックを下ろし、ズルっと下履きを脱がしてやる。
「ま、まて…ろしあ、ここでヤんの…?」
「おう、何だ?たまにはいいだろ」
肘掛けのない椅子の上で、向き合う二人。
てっきりベッドに行くものだと思っていたアメリカは、ロシアの腕を掴んだ。
「イッたら…汚れるッ…」
「そうだな、じゃあイくなよ♡」
「はぁっ!?───ぁあッ♡」
対面座位で事を進めるロシア。
横暴にも程がある命令に、アメリカは反論しようと口を開いた。
が、出てきたのは喘ぎ声のみ。
ロシアがぎゅっと、アメリカの乳首を抓ったからである。
「アメリカは痛いのが好きな変態だもんな♡」
「ぁ゛ッ♡ろ、しあがッ…♡はぁッ♡そうしたんだろッ…んぅぅッ♡♡」
「それもそうか、責任とって愛してやるよ♡」
胸の突起を、引っ張られたり捻っられたり。
ピリピリした痛みは、アメリカにとっては快楽でしかない。
「い゛ぁ゛ッ♡ぐりぐりするなぁッ♡」
「ははッ…何のことだ?お前が押し付けているだけだろ?」
アメリカの立ち上がったそれを、ロシアが膝で押し上げる。
もどかしいその刺激に、アメリカは更に腰を揺らした。
「んぁ゛ッ♡ロシアッ♡」
「よし、腰上げろ」
「えッ♡なんでぇッ♡…くぅッ♡」
言われるがままに、アメリカは腰を持ち上げた。
ロシアの肩に両手をつき、膝立ちになる。
「Good boy, アメリカ♡俺に掴まってろよ」
「ん、ふッ♡わかっ、た♡」
アメリカ以外には見せない、とろけるような笑顔で褒めるロシア。
そんな恋人の言葉に、単純なアメリカは頬を緩ませる。
ロシアはアメリカの背後…いや、尻に手を回した。
ぐちッ…♡
「ぁ゛ッ!?い゛きなりッ♡やめ…ッ♡」
そして、アメリカの、ヒクヒクと収縮する後孔に指を埋める。
いつの間に用意したのだろうか、ロシアの指は既にローションを纏っていた。
「いきなり突っ込むよりマシだろ?慣らしてやってんだから…それともレイプがお好みか?♡」
入口辺りをぐちぐちと解しながら、ロシアはからかうように尋ねた。
こうやって責めてやると、アメリカは面白いくらいに反応するのだ。
ずぷぶ…♡
「ぃやぁッ♡どっち、もッ♡やッ♡♡」
「とか言いながら、締め付け強くなったぞ」
ロシアに無理やりされるのを想像して、期待したのだろうか。
アメリカの穴は、無意識にロシアの指にしゃぶりついていた。
既にアメリカは人差し指、中指、そして薬指を上手に飲み込んでいる。
ぐりッ…♡
「ぉ゛お゛ッ♡そこぉ゛ッ ♡き゛もち゛ッ…♡♡」
「おっと、イイって言うまでイくなよ?」
イイところにダイレクトに触れられて、アメリカは汚喘ぎを漏らした。
ナカのしこりを押し込んだロシアは、瞳に愉悦の色を浮かべて、無茶な命令を下す。
コリッゴリッ♡
「やだッ…♡イ゛くッ♡イ゛かせて゛ッ…!」
「だーめ♡汚れるって言ったの、お前だからな」
ロシアに前立腺を刺激され続け、アメリカはよだれを垂らして喘いだ。
「ふ、ぅあッ♡…ぉ゛ッ♡ろしあッ♡ 」
「どうした?アメリカ♡」
「ィ゛…イ゛き゛た゛い゛ぃぃぃ〜〜〜ッ♡♡」
さて、このアメリカ。
困ったことに、ロシアにすっかりドMにされているのである。
「お゛ねがいッ♡イけってッ…言ってッ♡」
「我慢しろ〜♡」
ロシアに「イっていいぞ」と言われるまでは、絶頂できなくなっていた。
ちなみにこれは、一人遊びの時も一緒。
一人でイけなくなったアメリカは、わざわざロシアのその声を録音しているのだ。
「さて、そろそろか」
「ぁ゛ッ?はッ♡…ぉ??んぉ゛ッ♡♡」
キュポン…♡
ロシアがアメリカのナカから指を抜き取る。
「んぁッ?♡ろしあ??♡♡」
頭にいっぱい?を浮かべた、馬鹿で可愛いアメリカは、ロシアに縋り付いた。
「じゃあ、挿入れるからな」
「へぁッ?」
ロシアは、美しく微笑む。
そして──アメリカのナカを、自身の暴力的ともいえる巨根で貫いた。
「ひゅッ───」
アメリカの自重で、最奥までの侵入を、あっけなく許してしまう。
「は、ぁ゛あああああああ゛〜〜〜ッッッ!!」
「ふッ♡…危な」
顎を反らし、喉をさらけ出し、海老のように反り返って叫ぶ。
小さく声を漏らしたロシアは、体勢を崩したアメリカを抱きかかえた。
「ひぃ゛ッ♡ぉぐッ♡おくまでッ♡やぁッ♡♡」
「はぁッ…♡結腸、きもちーな?」
そしてロシアは、アメリカのナカを、下から容赦なく突き上げ始める。
ぱちゅッ!ぱちゅんッ!ばちゅッ!
「ぉ゛お゛ッ♡…ィ゛ぐッ♡イくイくッ♡」
「ふはッ…一人でデキるかな」
「………ぁ…♡イけ、にゃい…」
しかしアメリカは、どんなに絶叫しても、絶頂することはできない。
ロシアの許可がない限り、永遠に寸止め地獄が続くのだ。
パンッ♡どちゅッ♡かぷッ♡
「うぁぁ゛ッ♡もッ…かんじゃ…ゃら゛ッ♡」
「ん〜?♡もっと噛んでほしい?」
「ちがッ!ぁ゛ぐッ♡ろ゛し゛あ゛ぁッッ♡」
ロシアは、ぷっくりと赤く腫れた乳首を、かぷかぷと強めに噛む。
ロシアの愛撫に慣れたその突起は、行為が始まると、一人でに勃起するようになっていた。
かぷッ♡
「いやぁッ♡♡ぃたッい♡いたぃのッ♡」
「痛いって言う割に、体は悦んでるぞ」
アメリカは噛まれた甘い痛みにぽろぽろと泣く。
しかし、そんなアメリカに向かって、サドなロシアは腰を揺するのを止めない。
とちゅッ♡とちゅッッ♡
「ひぁッ♡ィ、きたい゛ッ♡たひゅけてッ♡」
「かわいいな、アメリカ♡我慢だぞ」
アメリカは、大きな瞳から大粒の涙を零した── その時だった。
「───ただいまー!兄さんいる〜?」
「…帰ってきたか」
外出中だったロシアの弟、ベラルーシが帰宅してきた。
二階のロシアの私室に、彼の明るい声が聞こえる。
すっかりトんでしまったアメリカは、焦点の合わない瞳を揺らすのみ。
「んぁ…?ろしあ…?」
「仕方ない…隠れるぞ」
「へ?──ぉッ♡」
意味深に笑ったロシアは、アメリカを抱えて立ち上がり、散らばっていた衣服を回収する。
もちろん、アメリカにハメたままだ。
立ち上がった衝撃で、アメリカは微かに喘いだ。
「兄さ〜ん!どこいるの〜?」
ベラルーシは、階段を駆け上がって、ロシアの部屋に近づいてくる。
「や、やばいって!バレる!…ぁッ♡」
「焦りながら喘ぐなよ」
「どうするんだよ!?…ぉッ♡…だ、ダメージ食らうのは俺なんだからな!?」
ようやく事態を飲み込んだアメリカ。
紅潮していた顔が、今度はさっと青くなる。
「このまま、公開プレイでも構わないぞ♡」
「ばかっ!俺が嫌なんだよっ!!!」
余裕そうなロシアに、アメリカは必死に訴えた。
どうにかしないと不味い。
ロシアとの性交がベラルーシにバレるのも、肉棒が刺さったまま抱っこされ続ける現状も。
「ロシア兄さ〜ん!ゲームしよ〜!」
ロシアの私室の扉が、大きく開かれた。
しかし。
「あれ…いない…」
机の上には、テキストが開かれたまま放置されている。
ロシアの広い部屋には、人っ子一人いなかった ───ように見えた。
しかしその一方、クローゼットの中では。
「あ、危なかったぜ…」
「あまり声を出すなよ、お前声デカいからな」
アメリカとロシアが、身を寄せ合って隠れていた。
危機一髪でクローゼットに駆け込んだというのに、相変わらずロシアは恋人にハメたままらしい。
「出かけてるのかな…残念…」
ベラルーシは、しょぼんと肩を落とす。
そんな弟を、クローゼットの扉の隙間から見たロシアは。
ぱちゅんッ♡♡
「あ゛ッ!?…んんッ♡んッ♡んんん゛ッ♡」
あろうことか、律動を再開する。
混乱しながら喘ぎ始めたアメリカは、慌てて口を両手で塞いだ。
ぱんッ♡パンッ♡
「んう゛ッ!むッ♡んんんんッ♡♡」
「声抑えないと聞こえるぞ〜♡」
己の痴態がバレてしまうかもしれない。
アメリカはイヤイヤと首を振った。
どちゅッ♡とちゅッ♡
「ははッ…興奮してるだろ♡」
「ん゛んッ!ちがッ♡やめ、ろッ♡」
しかし、 アメリカは目に隠しきれない劣情を宿している。
愉悦を唇の端に浮かべたロシアは、アメリカの肩やら首やらに、強く吸い付いた。
「ぃ゛♡ん゛♡ぅう゛ッ♡♡」
「ふふ…これで俺のもの♡」
アメリカの肌に赤い花が散った。
その痛みさえも、アメリカは快感に変換する。
そして、ロシアは目の前で揺れる、美味しそうな赤い突起にむしゃぶりついた。
「ぁんッ♡♡♡──やべッ!」
大きな嬌声を上げたアメリカは、さっと顔を青ざめさせた。
「なんか…声が聞こえた気が…?」
「──ん゛ッ!?」
辺りを見回すベラルーシに、アメリカは冷や汗をかく。
しかし、ベラルーシは気にせず、ロシアの私室を物色し始めた。
「あ!ドイツ・イデオロギーだ!」
本棚から一冊の本を取り出したベラルーシ。
「兄さん、父さんからこの本借りたのかな…読んじゃお!」
ベラルーシは、椅子に座って読書を始める。
先ほどまで、アメリカとロシアが致していた椅子に。
「な、なんて赤い本を読ませてるんだッ!」
「資本主義の犬は黙っててくれ」
「ひぁッ…♡動くなぁ…ッ♡卑怯だッ♡」
アメリカは抗議しようと口を開くが、ロシアに腰を打ち付けられてはたまらない。
「ま、待てよ…俺たちどうするんだよ…!」
「ベラが読み終わるまでヤるしかないな」
「は!?嘘だろ!?…ゃんッ♡」
書に夢中になるベラルーシを横目に、ロシアは抽送を継続する。
「なあ…アメリカ…」
「な、に…ッ♡んんッ♡んッ♡」
「今、俺がイイよって言ったらどうする?」
ロシアはアメリカの耳元で囁いた。
ロシアはつまり、『今、俺がイッていいよって言ったらどうする?』と聞いたのだ。
「はッ♡しょ、正気か…?」
「もちろん♡」
「ほ、本当に…やめて…ッ…俺イッちゃう… 」
怯えるアメリカ。
絶望と焦燥とに揺れる瞳に、ロシアはどろどろに溶けた笑顔を向けた── そして。
「アメリカ、イッていいぞ♡」
「は、───う゛ぅぅぅう゛ッッッッ!?♡♡♡」
ビュルッ!ビュルルルルルルッッッ!!!
アメリカの陰茎から白い粘液が弧を描いて飛ぶ。
アメリカはびくびくと飛び跳ねた。
まるで水揚げされた魚のような姿に、ロシアは思わず唇を綻ばせる。
「脳イキするなんて、ド変態だな♡」
「んちゅ…♡はぁ…♡んぅ…♡ちゅ♡♡」
ロシアがアメリカに舌を絡ませると、アメリカも健気に応えようとする。
キスでも感じるのか、時折ぴくぴくと腰を揺らす。
長い間寸止めされ、久しぶりにアクメをキめたアメリカ。
その足は、生まれたての子鹿のように震えていた。
「ほらアメリカ、イけ♡」
「ぉ゛お゛~~~~ッッッ♡♡♡」
ロシアに命じられたならば、連続絶頂もお手の物。
目をむいて、舌をだらしなく垂らしたまま、アメリカは天に昇る。
「よくイけました♡あと五回はイこうな♡」
「ひゅッ♡あ゛ぁあ゛ッ♡いや ぁ゛ぁぁッ♡」
「嫌なのか?あんなにイきたがってたのに…」
泣き叫ぶアメリカ。
確かに絶頂をねだったが、これは聞いてない。
「ベラが出ていくまで、いっぱいイけよ♡」
「ッ~〜〜〜〜ッッッ♡♡♡」
ぷしゃッ!ぷしゃぁぁぁぁああああッッッ♡
ついに声が出なくなったアメリカが、ガクガクと痙攣を始めた。
精液はすっかり薄まって、情けなく潮を吹く。
「クジラみたいだな…アメリカ?」
「あ…♡ぁ…♡??ぉあ?」
「ああ…トんだか」
瞳にハートを浮かべて、すっかり堕ちきってしまったアメリカ。
「ま、いっか」
しかしロシアは、そんな恋人の腰を抱え直す。
そして、躊躇なく揺さぶった。
「可愛くイけよ♡アメリカ♡」
「ぃやぁッ♡や゛ぁ゛ぁぁぁあ゛あ゛ッッッ♡♡」
狭いクローゼットの中に、アメリカの嬌声が響き渡った。
キィィ…ガチャ…
しばらくしてロシアは、クローゼットの扉を開けた。
「ふー…ヤバかったな」
アメリカに何度も白濁を吐き出したロシアは、ズボンを直しながら、狭い空間を出る。
腕には、気絶してしまったアメリカを抱えていた。
「兄さん!アメリカ、うるさかったんだけど?」
「すまないな、協力感謝する」
呆れた顔をしたベラルーシが、ロシアをジト目で睨んだ。
「はぁ…兄さんも変わり者だよね…」
「どこがだ」
「『アメリカとヤってる間に部屋に来てくれ』なんて頼むところだよ!」
「文句言うなよ、小遣いやるから」
アメリカは必ず勉強会中に誘ってくる。
ロシアは、恋人の行動を前もって予知していた。
そこで、ベラルーシに頼んで、行為中に部屋に来るように頼んだのだ。
ロシアは、アメリカがスリルで悦ぶと分かっていた。
要するに、ベラルーシとロシアは、グルだったのである。
「ん…♡」
「掃除と…後処理しないとな 」
身動ぎしたアメリカの腹は、精液でパンパンに膨れている。
ロシアに抱えられたその体から、白濁がドロッ…と溢れて零れた。
「うわ…どんだけシたの…?」
「たったの六回」
「うわっっっ!」
それを見たベラルーシが顔をしかめる。
ロシアの返答を聞いた彼は、更に嫌な顔をした。
「お陰でアメリカは大喜びだ」
「あっそ…200ルーブルね」
「…高ッ」
お小遣いを請求するベラルーシに、ロシアは頬を引きつらせた。
「ん…ろしあ…」
「ああ、ごめんアメリカ…風呂入るか」
「んふ…ロシア…すき…」
「アメリカ…!」
寝言を漏らすアメリカに、ロシアはとろけるような笑顔を向ける。
「…ッロシ兄!絶対にバスルームでヤるなよ!」
「流石にやらねぇよ…」
恋人を横抱きにして、バスルームにつれていく兄の背中に、ベラルーシはため息をついた。
後日。
「や、やばい…!ロシア!助けて!」
「何だよ…」
「赤点だぁぁぁあああ〜〜〜〜っ!!!!」
見事に落第したアメリカに、ロシアがお仕置きするのは、また別のお話。
ありがとうございました。
ロシアの物理・数学の教科書は、世界一わかりやすいそうですわね。
きゃ〜!萌えますわ〜!
ロシアさんがアメリカさんに理系科目を教えて、アメリカさんがロシアさんに英語を教える、教え合いっこが見たいですわ〜!
…ということで、書きましたの。
ドイツ・イデオロギーは、マルクスの著書です。
ソ連時代は、塾にすら置いてあったと聞きました。
さすが、史上最大の社会主義国…笑
赤本が文字通り“赤い”だなんて…笑
納豆ぉちゃん様、素敵なリクエストありがとうございました!
それでは、ごきげんよう。
コメント
13件
嬉しいですぅぅぅぅ美味しく頂かせて貰いました😇Mなアメリカも良きッ! ロシア様は、調教が得意そうですね! 最近ロシアメ不足で本当に助かります これからも小説拝見させてもらます リクエストに答えて頂きありがとうございました、!またリクエストするかもですのでお願いします!😭
ロシアメ感謝です題名から保健体育なんて用語が入っているなんて… 美味しい香りがプンプンしてきますね!ベラとロシアグルだったなんて手が込んでいますね。ていうかヤンデレじゃないとか女の子じゃないベラって珍しいですね。 これこもこれで良いですけど
ロシアメが生きる種なのに読み尽くしてしまったので助かります🥹🥹💖ロシアに開発されてるアメリカがほんとにすこです。そしてベラ君よくあの場の雰囲気耐えれましたね……赤本を読みながら、笑。いつもじゃんぬさんの小説、陰ながらめっっっちゃ見てます!栄養たっぷりでとても美味しいです。これからも頑張ってください!!