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Chapter18.封印
🌙ミナ、ふらりと膝をつく
攻撃を放った直後、 ミナの身体がぐらりと揺れる。
「……はぁ…… ちょっと……使いすぎたかも……」
セラが駆け寄り、抱きしめる。
「ミナ!! もう……もう無茶しないで……!」
ミナは微笑む。
「……大丈夫だよ…… セラちゃんが……いるから……」
ミナを抱きしめたまま、 セラの身体から白金色の光が溢れ出す。風と光が混ざり、 彼女の髪がふわりと浮く。
「……ミナを……傷つけた…… あなたを……絶対に許さない……!」
光の巫女の紋章が胸元に浮かび上がり、 周囲の空気が震える。幹部が目を見開く。
「光の巫女……!? まさか、封印が……!」
セラはミナをそっと地面に寝かせ、 立ち上がる。
「——光よ。 私に力を貸して」
光が彼女の手に集まり、 巨大な光の槍が形成される。
ミナが倒れた瞬間から震えていたないこが、 ついに限界を超える。
「ミナを……泣かせた…… お前だけは……絶対に許さん!!」
覚醒した“守護の炎”が爆発し、 彼の身体を赤金色の炎が包む。地面が焦げ、空気が歪む。
「セラ! お前は光で撃て! 俺は前からぶっ飛ばす!!」
炎を纏った剣を構え、 幹部へ一直線に突撃する。
幹部が舌打ちする。
「王族の炎……厄介な……!」
仲間たちが動き出す中、 Reluだけがその場で固まっていた。
幹部の姿を見た瞬間、 顔色が真っ青になる。
「……嘘…… なんで……あいつが……ここに……」
手が震え、呼吸が乱れる。
「あいつは…… 魔王軍の幹部なんかじゃない…… あれは…… 俺の国を滅ぼした“裏切り者”だ……!」
仲間たちが驚いて振り返る。
シエラ「裏切り者……?」 ARKHE「どういうことだ、Relu!」 ゆう「まさか……内通者……?」
Reluは歯を食いしばり、 涙をこぼしながら叫ぶ。
「あいつは…… 俺の家族を……国を…… 全部……全部奪った……!!」
「久しぶりだな、Relu。 生きていたとは驚きだ。」
Reluの瞳が怒りで燃える。
「……絶対に……許さない……!」
🌑戦場:光・炎・怒りが交差する瞬間
セラの光の槍、 ないこの炎の突撃、 Reluの怒りの魔力。
三つの力が幹部へ向かって一直線に走る。
幹部が黒い魔力で防御を張り、 空気が震える。
横たわるミナの胸が、 ふっと光る。胸の奥で、 封印の鎖がきしむ音が響く。
カン……カン……カン……
ARKHE「魔力の波形が……跳ね上がってる!? こんな……人間の器じゃ……!」
ゆう「ミナくんの身体が……耐えられない……!」
らみ「ミナちゃん……お願い……落ち着いて……!」
突撃しながら叫ぶ。ないこ「ミナぁぁ!! 無理すんなぁぁ!!」
幹部を睨みながらも、 ミナの異変に気づいて震える。
Relu「……ミナ…… まさか…… “あの力”が……!」
ミナの胸の奥で、 白金色の光が爆発するように広がる。
封印の鎖に、 **大きな亀裂が走る。**カンッ……!!
ミナ(心)「……やめて…… 出てこないで…… 今は……まだ……!」
でも光は止まらない。
三方向からの攻撃を受けながら、 幹部がミナの方を見て目を見開く。
「……あれは……! 封印が……解けかけている……!? まさか…… “あの子”が……!」
ミナの身体から、 白金色の光が漏れ始める。地面が震え、 空気が歪む。セラがミナを抱きしめて叫ぶ。
「ミナ!! 戻ってきて!! あなたは……あなたのままでいて!!」
ミナの瞳が薄く開く。
「……セラちゃん…… ごめん…… もう……止められない……かも……」
光が爆発する。風が逆巻く。炎が揺らぐ。魔力が世界を震わせる。ミナの胸の奥で—— 封印が、完全に砕けかけている。
🌑封印が揺らぐミナへ、幹部が突撃
ミナの胸の奥で封印がひび割れ、 白金色の光が漏れ始める。
幹部はその光を見て、 狂ったように笑い出す。
「……それだ……! その力こそ……我らが探し続けた“核”……! 奪えば……世界は我らのものだ!!」
黒い炎をまとい、 一直線にミナへ突撃する。セラが叫ぶ。
「ミナから離れろ!!」
でも幹部は止まらない。
ミナの異変に気づいた瞬間から、 ないこの炎は暴れるように燃えていた。
幹部が突撃してきた瞬間—— ないこはミナの前に飛び出す。
「ミナに……触んなやぁぁぁぁ!!」
覚醒した“守護の炎”が爆発し、 ミナとセラの周囲に 巨大な炎の結界が展開される。幹部の黒炎が触れた瞬間、 バチッと弾かれる。
「炎の結界……!? 王族の炎がここまで……!」
ないこは歯を食いしばりながら叫ぶ。
「ミナは……俺が守るんや!! 命に代えても!!」
炎がさらに強く燃え上がる。
仲間たちが戦う中、 Reluだけが幹部を見て震えていた。
幹部の突撃を見た瞬間、 Reluの顔が真っ青になる。
「……やっぱり…… あいつは……ミナを狙ってる……」
シエラが振り返る。
「Relu……? どういうこと……?」
Reluは唇を噛み、 震える声で告白する。
「……ミナは…… “ただの子”じゃない……」
「ミナは…… 世界を守るために作られた“光の器”だ。 だから……魔王軍はずっと探してた……!」
セラの瞳が揺れる。
「光の……器……?」
Reluは涙をこぼしながら続ける。
「俺の国が滅んだのも…… あいつが裏切ったのも…… 全部……ミナの力を奪うためだった……!」
幹部が嘲笑う。
「その通りだ、Relu。 あの子の力は……世界を変える。 奪えば……我らが勝つ。」
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