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Chapter19.封印解放!?
🌟ミナの封印が、さらに揺らぐ
Reluの告白を聞いた瞬間、 ミナの胸の奥で光が大きく脈打つ。
(心)「……僕は…… 世界を……守るために……?」
封印の鎖が、 バキッ……! と大きくひび割れる。
地面が震え、 空気が歪む。セラがミナを抱きしめて叫ぶ。
「ミナ!! 戻ってきて!! あなたは……あなたのままでいて!!」
ミナの瞳が薄く開く。
「……セラちゃん…… 僕……どうすれば……」
光が、爆発する。
ミナの胸の奥で封印が砕けかけ、 白金色の光が暴れ始める。
セラはミナを抱きしめ、 涙をこぼしながら叫ぶ。
「ミナ……お願い……戻ってきて……!」
光の巫女として覚醒した力が、 セラの身体から溢れ出す。
胸元の紋章が輝き、 彼女の手がミナの胸に触れた瞬間——
光が封印の鎖を包み込み、暴走を一時的に抑え込む。
「……大丈夫…… 私が……あなたを守る……!」
光が優しくミナを包み、 暴走の波が少しずつ静まっていく。
幹部がミナへ突撃しようとした瞬間、 ないこの炎が爆発するように燃え上がる。
「ミナに……触んなって言うてるやろぉぉぉ!!」
炎が赤金から、 蒼白い“神炎”へと変化する。
地面が焦げ、空気が震える。
・炎の温度が跳ね上がる
・魔力干渉を無効化
・ “守る対象”がいるときだけ発動
・王族でも数百年に一度の覚醒
ないこは剣を構え、 炎の翼のようなものが背中に広がる。
「ミナは……俺が守るんや!! 命に代えても!!」
炎の結界がさらに強化され、 幹部の黒炎を完全に弾き返す。
仲間たちが覚醒していく中、 Reluだけが震えていた。
幹部の姿を見て、 ミナの封印が揺らぐのを見て、 そして—— ミナが苦しむのを見て。
「……もう……逃げない…… ミナを……守る……!」
Reluの胸元が光り、 彼の身体から“黒と白の混ざった光”が溢れ出す。
幹部が目を見開く。
「その光……まさか……! お前…… “王家の禁忌”を……!」
Reluはゆっくりと顔を上げる。
瞳が、 白金色に染まっていた。
世界の光と闇を調律する、 王家にだけ受け継がれる“禁忌の力”。
・他者の魔力を安定化
・暴走を抑える
・魔王軍の魔力を無効化
・光と闇の魔法を同時に扱える
「ミナの力は…… 世界の“光”。 だから……俺が“均衡”を取る……!」
手をかざすと、 ミナの暴走しかけた光が安定し、 セラの封印補助が強化される。
「……ふざけるな……! なぜだ……なぜ“光の器”が…… こんなにも守られている……!」
Reluが一歩前に出る。
「当たり前だろ。 ミナは……俺たちの“中心”なんだ。」
ないこも剣を構える。
「ミナに触れたら……燃やすで。」
セラはミナを抱きしめたまま、 静かに言う。
「ミナは……私たちの光だから。」
ミナの胸の奥で、 封印の鎖が最後の一本までひび割れていた。
カン…… カン…… カン……ッ!
「……もう……止まらない…… 出てくる……!」
セラが叫ぶ。
「ミナ!!だめ!! まだ……あなたの身体が耐えられない!!」
ないこも炎の中で歯を食いしばる。
「ミナぁぁ!!耐えてくれぇ!!」
Reluは震える声で祈るように呟く。
Relu「お願いだ……ミナ……!」
封印が—— 砕ける。 その瞬間。
封印が完全に解ける直前、 ミナの身体を別の光が包んだ。
白金でも、炎でも、風でもない。
淡い青白い光。 まるで“誰かの手”が触れたような優しい光。
戦場の空気が一瞬止まる。
青白い光がミナの身体を包み、 封印の暴走を強制的に鎮めていく。
セラが涙をこぼす。
「……ミナ……! よかった……!」
ないこは膝から崩れ落ちる。
「ほんま……心臓止まるかと思った……!」
Reluは震えながら呟く。
「……あれは…… ミナの“守護者”……?」
幹部だけが怒り狂う。
「ふざけるな!! 誰だ……誰が封印を抑えた!! その光は……何者だ!!」
青白い光は答えない。 ただ静かにミナを守り続ける。
🌙青白い光が、ふっと消える
ミナを包んでいた“誰かの手のような光”が、 まるで役目を終えたかのように静かに消えていく。
その時——
ミナのまつげが、 かすかに震えた。
そしてゆっくりと、 静かに目を開ける。
その瞳は、 いつもの柔らかい色ではなく—— 淡い白金色が混ざっていた。
セラが息を呑む。
「……ミナ……!」
ミナはぼんやりと周囲を見渡し、 少しだけ微笑む。
「……セラちゃん…… ないこくん……Reluくん…… みんな……無事で……よかった……」
その声は弱いのに、 どこか“深い静けさ”を帯びていた。
セラの腕の中で目を開けたミナは、 まだ身体が震えているのに—— ゆっくりと、確かな足取りで立ち上がる。
白金色の光が、 彼女の足元からふわりと立ち上る。
「ミナ……!? まだ動いちゃだめ……!」
ミナは優しく微笑む。
「……大丈夫。 今は……僕がやらなきゃ。」