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360m パロ
R無し
💛岩本照
高校3年。バスケ部。
深澤に恋愛感情を抱いている。
しかし本人はそれに気づいていない。
💜深澤辰哉
高校3年。転勤族。バスケ部。
岩本に恋愛感情を抱いている。
気づいているが、言えるはずがない。
side.💛
11月。
坂の上にある高校に通う俺達は、夕日に向かう群衆を見下ろしていた。
💛『相変わらず人多いよな、』
💜「ね。」
俺達は部活終わり。
あの人波に呑まれるのも嫌なので、毎日屋上に2人で忍び込んで、アイスを食べながらピークが去るのを待っていた。
💛『ってか俺ら受験生なのにね。
こんな部活やって怒られないんだ。』
💜「照は上手いんだから
推薦いけるっしょ。わら」
そう褒めてくれるのは俺の親友。
彼は早くもアイスを食べ終わり、屋上の柵にもたれ掛かっていた。
💛『いや、ふっかに推薦取られるかもだし』
そう言ってみる。
💜「…それはないよ。」
返ってきた声は、いつもより低い。
💛『…?』
💜「今年の推薦は照。決まってんじゃん笑」
💜「だってバスケ部3年俺と照しかいないし」
顔は見えない。
しかし、そう呟く背中は、寂しそうに見えた。
💜「照、帰ろ!」
突然大きな声を出して、笑顔でこちらを見る。
それはさっきとは違う雰囲気を纏っている。
…さっき寂しそうに見えたのは、
杞憂だったのだろうか。
💜「人混みなくなったから!早く!わら」
💛『あ、うん!』
俺はふっかの後ろ姿を追った。
家の方向へは、夕日が照り出していた。
一方学校の方には、暗雲。
💜「雲黒っ…わら」
空を見上げてみる。
見るからに雨が降りそうで。
2人そろってスマホを出して、
雨雲レーダーを確認する。
そして同時に、声を出した。
💛『10分後雨降るって。』
💜「10分後雨降るってよ。」
桃紫 さく🌸
42
NIKITA
42
junp_Sn-Fk.
25
junp_Sn-Fk.
1,822
沈黙。
その後に笑いの雨が降った。
💛『いひッ笑』
💜「んはははっwww」
お互いのスマホに付く、お揃いのキーホルダーが左右に揺れる。
💜「…帰ろっか。笑」
💛『うん。』
💛『また明日。』
💜「また明日!」
そう言葉を交わした。
駅前の信号で。
―学校から約、360m地点で。
コメント
3件
良い距離感やねぇ…! 続きたのすぃみ
うわっ! 360m地点て、えもっ!
うわああああもうこの2人の距離感が尊すぎて胸が苦しいよ…!!😭💕💕💕 屋上でアイス食べながら人混み待つっていう“いつもの”ルーティン、めっちゃ青春!!お互い全く気づいてない感じの岩本くんと、気づいてるけど言えない深澤くんの温度差がもうね…切ないのに微笑ましいのよ…!! 「また明日」って言える帰り道があるの、それだけで尊い。360m先の信号で分かれるっていう距離感、めっちゃエモい…次も絶対読みたいです!!🌸💫