チャンスだと思った。
学校が終わって 、 少しだけ職員室で業務を手伝った帰り道。
いつも 、 てか転校する前は色んな人に囲まれての帰り道だったけど 、 最近はずっと2人だった。
まあ 、 俺がストーカーしてるだけだったから 、 2人きり判定じゃないんだけど。実際彼以外に人いたし。
だけど 、 今日は違った。
いつも通りで面白みも何も無い帰り道に 、 彼はいた。
酷く苦しそうに 、 涙を溢しながらそこにいた。
驚いて 、 思わず名前を呼ぶと 、 びっくりしたような 、 どこか安心したような目で見られた。
その瞬間 、 小さい頃の彼の影を見た気がして。
俺は何も言わず彼の手を掴んでは 、 自分の家に連れて帰った。
彼も 、 始めは困惑していたけど何も言わず 、 ただ俺についてきてくれた。
俺以外誰もいない家につれて帰れば 、 未だ涙が止まらない彼に無言でタオルを手渡し 、 風呂場まで案内して風呂に入らせた。
風呂に入れば気分も落ち着く 、 そう考えて。
そして今は彼の風呂上がりを待ってリビングで寛いでるところだ。
シャワーの音も止まったし 、 きっともうそろそろコッチに来ると思うんだけど。
pn「 ⋯ 上がった 、 けど 」
rd「 あ 、 お帰り。ここ座ってて。ジュースとか持ってくるからさ 」
考えていた通り 、 リビングへと控えめに来た彼に自分の座っていたソファの隣を2.3回叩けば 、 自身は冷蔵庫へ向かう。
きっと今も好きであろうオレンジジュースを注いで持っていって手渡しすると 、 少し驚いた表情をしていたが 、 ありがたそうに受け取ってくれた。
その際俺の服を貸していたからか 、 ぶかぶかな袖先を見ては愛おしさを募らせる。
俺のが年下なのにこんな体格差があるなんて 、 と。
暫くジュースの甘さを堪能していた彼は 、 徐ろにまだジュースの残ったコップを机においては黙り込んだ。
俺もこの沈黙が別に嫌ではないし 、 ここで何か言え 、 と言うほど鬼でもない。
pn「 なんで 、 俺 Ωに生まれたんだろ 」
そんな長い長い沈黙を押し流して 、 呟きにも近い言葉を発した彼は 、 自分の手を強く握っていた。
pn「 俺が Ωのせいで黒井さんとか 、 紫弐くんとか 、 虎蔵に迷惑ばっかかけて。もう迷惑かけないようにって頑張ったらこの仕打ちで。 いい加減わかってんだけどさ 、 番とか作んないとダメって。でも 、 それこそ迷惑かけたくないから 」
彼の本音が溢れるとともに 、 目からも感情が溢れていく。
堰を切ったように決壊した涙を指で拭き取ってあげれば 、 ついでにと言わんばかりに頬を撫でる。
未だ目を濡らして 、 若干上目遣いでこちらに視線を送る様子が非常に愛らしくて 、 思わず唇を奪ってしまう。
最初こそ驚いていたものの 、 舌をいれてしまえば快楽を感じたのか 、 蕩けだす。
pn「 ん ⋯ ッ 、 ふ 、 」
堪能するように口内を犯しては 、 最後に下唇を噛んで口を離す。その際肩を揺らして驚いていて 、 可愛さが募る。
rd「 ⋯ 俺は? 」
pn「 は 、 ぁ ⋯ ? 何 、 が? 」
rd「 俺さ 、 αなんだよね。だから番う相手 、 俺でよくないって 」
pn「 い 、 いや良くないけど!?第一 、 俺君のこと全然知らないしさ!? 」
rd「 でもさ 、 家まで連れてきても何も言わなかったし 、 キスしても何も嫌がる素振りしなかったよね?それは俺のこと少しは意識してるからじゃないの? 」
反論の余地も持たせず 、 詰めるようにまくし立てる。
急な早口に驚いたのか 、 それとも思う節があったのか。何か言おうとはするが 、 言えず口を開閉するを繰り返している。
何も返事が返ってこなく 、 焦れったく感じてしまい 、 彼の手首を掴んでは押し倒してしまう。
鈍感な彼であっても 、 思春期男子高校生。押し倒した意味がわかったのか 、 顔を赤く染め何やらぎゃーぎゃー言ってくる。
だが 、 それも俺が彼の下腹部に手を伸ばしたあたりで収まる。
rd「 ⋯ 触っていいよね? 」
pn「 ⋯ っ ⋯ 」
rd「 無言は肯定ってとらえるから。嫌なら本気で嫌がって 」
まあ 、 本気で嫌がられても組み敷くけど。
そんなことを思いつつ 、 彼の着ている服に手をかける。
ぶかぶかなズボンは簡単に脱がせるし 、 下着も抵抗する様子がなかったから手を止めず脱がしてその辺に放り投げた。
そのまま下の口に挿れてもよかったのだが 、 流石の俺もそこまで鬼でもない。
何も言わずに指をぺいんとの口にねじ込み 、 反射ででくる唾液を絡め取る。
急なことに目を白黒させ 、 理解が追いついていない彼を置いて 、 口内から指を抜く。
そんな 、 ムードの欠片もないような状態のまま 、 唾液でぬるぬるになった指を下の口に宛てがい 、 そのまま侵入させる。
思った以上に柔らかく 、 熱を持った感覚が指を伝わり 、 興奮からか自身も熱を持つのを感じる。
くぐもった 、 苦しそうな声だったのが 、 しこりのようなある一点を触れてやるとまるで女のように啼くのが面白い。
pn「 ま 、 そこ ⋯ ッ そこ触んな 、 ぁっ♡ 」
rd「 ん ー ? でも気持ちいでしょ? 」
pn「 ひ 、 ッ♡ だめ 、 だめだめ 、 ぃく 、 いくから 、 ぁ ⋯ っ 」
身体を動かしなんとか逃げようとするが 、 反応の良いところを執拗に押してやれば快楽で動けなくなったのか 、 震えている。
それを良いことに挿れる指の本数を増やし 、 バラバラに動かしてあげるとすぐに果ててしまった。
肩で息をしぐったりするぺいんとを無理やりひっくり返し 、 うつ伏せの姿勢にさせれば 、 お尻だけ上に突き上げさせる。
何がなんだかといった様子の彼を無視し 、 自身も着衣を脱ぐ。
自身のものは既に大きく膨らんでいて 、 ちらり 、 とこちらに視線を送ったぺいんとは真っ青になる。
rd「 挿れるよ 」
pn「 まって 、 無理だって!そんなのはいんない ⋯ ! 」
この場に及んで無理だ 、 と嫌がってくるがここで待てなんてできるわけがない。
自分の膨らんだものを宛てがえば 、 勢いよく突っ込む。
pn「 ッぉ゙ ⋯ ぉぉ゙ッ⋯ ??♡♡ 」
rd「 は ー⋯ッ 、 キッツ ⋯ ♡ 」
初物らしい 、 拒むような感覚に思わず顔を顰め声を漏らしてしまう。
それでも自分のだけのものにしたい 、 その一心で腰を動かす。
腰を動かせ続ければ面白いほどに声を上げて 、 先程まで拒んでいたとも思えないくらい求めて吸い付いてくる。
まあ 、 本人は無自覚だろうけどさ?
pn「 ん゙ 、 ッ♡ ぁっ♡ あ゙っ♡ なん ⋯ ぇぇ゙ ⋯ ?♡♡ 」
rd「 かわい 〜 、 めっちゃ声漏れてるよ?♡ 」
pn「 ぅ゙あ 、 ッ♡ やだ 、 やだっ 、 ぁっ♡ こえ 、 でちゃ 、 ぅ♡♡ 」
rd「 もっと出して良いんだよ?ほら 、 可愛い声聞かせて? 」
腰を掴み 、 どちゅ♡ と奥を突いてしまえば 、 いやいやしながらも同仕様もなく感じているようだった。
pn「 ぃく 、 いっちゃ 、 ぅ゙からぁ 、 ッ♡♡ 」
rd「 いいよ 、 ほら 、 イきな? 」
特に反応が良かった所を狙った突けば 、 体を大きく震わせ 、 白濁を吐き出す。
まあ 、 何回かイってるせいか白濁とも言えないくらい透明にはなってんだけど。
pn「 は 、 ぁ ⋯ ♡ ふ ⋯ ぅ 」
rd「 何休憩してんの? 」
pn「 ひ ~~ ッ ~ ??♡♡ や 、 ッ♡いった 、 いったのに 、 ぃ゙ッ♡♡ 」
その言葉を吐く最中にも何回か軽く果てているのが愛おしい。
rd「 かわい 、 可愛いよ ぺいんと 」
だらしなく放り出された手に自らの手をかぶせれば 、 ぎゅ♡ と力強く握って耳元で囁いてやる。
手を重ねるために腰を奥に動かしたせいか 、 はたまた耳が弱いのか。足を震わせ 、 大きな声で果ててしまった。
pn「 ッ 、 ♡ な゙んかくる 、 ぅ゙ ~~~ ッ ♡♡ 」
rd「 ⋯ あれ 、 雌イキした? 」
pn「 ぅ゙ ⋯ ♡ ぁ゙ ⋯ ?♡♡ 」
快楽で頭が動かないのだろう 、 特に意味のない母音を吐き出している。きっと 、 俺の言葉も聞こえてない。
それでもナカを締め付けて未だ欲してくる様子に興奮が高まる。
が 、 流石にこれ以上激しくするのは自分もキツイ。なので 、 速く抉るようなピストンから俺の形を覚えさせるように 、 と優しくこちゅ♡と奥を突く形に変えてあげると 、 気持ちよさそうな声がダダ漏れで 、 どんどん脱力していく。
pn「 ぁ ⋯ ♡♡ ぁ 、 あ 、 ♡ 」
rd「 きもちい? ぺいんと 」
pn「 ぅん ⋯ ♡ きもち 、 ぃ 、 よぉ゙ ⋯ ♡♡ 」
快楽からか涙を流しながらもそんなことを言ってくる様子に気が遠のくほどの愛らしさを感じる。
本能的にうなじに首を近づけ 、 守るために着けているであろうチョーカーに歯を立ててしまう。
勿論 、 チョーカーは固く 、 丈夫な作りな上 、 外すには本人の意図がないとできないような仕組みになっているため 、 何も意味のない行動と知っての上だが。
そうやって何度も歯を立てていると 、 重ねていた手の下でもぞもぞと手が動く感覚を得る。
離したくはなかったが 、 何かしたいのだろう 、 とここは大人しく引いてみる。
すると 、 解放された手は弱々しく自身の首元へ伸び 、 そのままチョーカーを外してその辺に放り投げてしまった。
その行動に暫く唖然とするが 、 真意を確かめるべく 、 口を開いた。
rd「 ⋯ 自分から外したってことは 、 噛んでいいってことだよね? 」
pn「 ⋯ いい 、 から ⋯ はやく 、 かんで 」
そう言ってうなじを曝け出し 、 期待からかほんの少しだけ腰をかくつかせる。
そんな様子に耐えきれず 、 素肌に歯を立てる。
pn「 ぃ゙ ⋯ ぁ ⋯ ♡♡ 」
ぎりぎり 、 と強く歯を立てれば立てるほど快楽に飲まれた声を漏らすのが可愛らしくて 、 さらに強く歯を立てる。それの繰り返し。
気づけば 、 うなじからは赤い血が滴り 、 白い肌を汚していた。
名残惜しいがこれ以上は痛んでしまう。大人しく歯を立てるのをやめ 、 その血を舌で舐めてやれば 、 びく 、 と体を震わせ 、 涙目のままこちらを見詰めてきた。
同じように見つめ返して 、 溢れた涙を指で拭いてやると 、 まるで従順な犬のようにその手に擦り寄ってくる。
愛おしさから目を細め 、 頬を撫でてやればおでこに顔を近づけ 、 口づけを落とす。
昔もこうやってキスしたよね。覚えてる?なんて。
そんな野暮ったいことは聞かないでおく。
そのうち思い出して悶絶する姿見たいし。
rd 「 じゃ 、 これで正式に番になったことだし 、 改めて愛し合お? 」
雑になってしまったすいません。
改めて 、 リクエスト有難う御座いました。
〆
コメント
6件
展開とか色々最高ですありがとうございます!!!
うわ〜…まじで好き…
待ってましたァっ!ほんとに雑!?ってなって、素晴らしくて尊敬します!