テラーノベル
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ある神社の裏で一人の男の子は待っていた。
おかっぱ頭で小さな着物を着ている男の子は棒を使って地面に絵を描いて遊んでいる。
その時、同じ年ぐらいのおかっぱ頭で小さな着物を着た男の子が走りながら近づいてきた。
?「 涼ちゃーん! 」
名前を呼ばれると待っていた男の子は嬉しそうに立ち上がった。
この子の名は涼太だった。
ry「 翔ちゃん! 」
走ってきた男の子はその勢いのまま待っていた男の子の胸に飛び込んだ。
飛び込んできたのは翔太といった子だった。
ry「 うわぁ!! 」
sh「 あはは 涼ちゃんごめーーーん! 」
なんて二人は笑い合った。
sh「 涼ちゃんごめん、遅くなっちゃった 」
ry「 いいよいいよ! どうせ畑手伝ってたんでしょ? 」
sh「 うんっ 」
二人が合流するとその場で二人は楽しそうに話し始める。
sh「 涼ちゃんきいて! 」
sh「 あのねおれの父ちゃんがねこんなおっきい大根とってた!! 」
と翔太は腕を広げた。
ry「 えぇ!すごーい!! 」
ry「 おれ見たい!! 」
目を輝かせる涼太。
その期待に答えるかのように翔太は口を開いた。
sh「 父ちゃん、大根いっぱいとれたから涼ちゃんとこにおすそわけするって言ってた! 」
ry「 ほんとぉ、!? 」
ry「 やったぁっ!! 」
絶え間なく続く二人の会話….
ry「 翔ちゃん翔ちゃん! 」
ry「 この前ね、川で父ちゃんと魚とってたら 」
ry「 さんじゅっぴきもとれた! 」
陽気な様子で話す涼太。
しかし翔太は何も言わない。
そんな翔太の様子を気にして涼太は顔を覗き込む。
ry「 ..翔ちゃんっ、? 」
sh「 …おれ、魚とるのにがて..っ、 」
小声で呟く翔太。
ry「 こんどいっしょにとろ! 」
涼太は笑顔で翔太を誘う。
sh「 ..やだっ、 」
拗ねた表情でそっぽを向く翔太。
sh「 おれっ..魚こわいもん、 」
拗ねた声でそう言う翔太。
涼太は後ろから抱き着き翔太の手を取った。
ry「 おれとやったらなんでもできる、そうでしょ? 」
涼太が声を掛けると涼太と目を合わせる翔太。
すると翔太の表情は明るくなった。
sh「 …うんっ、! 」
魚捕りの約束した二人。
その後も楽しそうに二人は会話を続ける。
ry「 翔ちゃん翔ちゃん! 」
ry「 母ちゃんがねいつでもとまっていいよって言ってた! 」
sh「 え! ほんとっっ!! 」
sh「 おれまたとまりたい!!! 」
sh 「 涼ちゃんといっしょにねたい!! 」
ry「 おれもねたい!! 」
ry「 また母ちゃんにきいとく! 」
ry「 うんっっ!! 」
上機嫌な二人。
しかしこの時間が永遠に続くわけもなく、、
ry「 翔ちゃん、もう帰るじかんだよ 」
sh「 ..えぇっ、、 」
翔太が周りを見渡すと空は茜色に染まり虫の音が響いていた。
sh「 やだ、っっ 」
sh「 まだおれ涼ちゃんとおはなしするっっっ! 」
なんとかその場に座ったまま回避しようとする翔太。
翔太の手を引っ張る涼太。
どちらも譲らない。
ry「 翔ちゃんっ、帰ろっ、! 」
sh「 ..まだおれここにいるもん、っ 」
優しい涼太は翔太を見放さない。
ry「 翔ちゃん…ゆうれい、でてもいいの…? 」
悪ふざけで低い声で言う涼太。
すると翔太は飛び上がり涼太に抱き着く。
sh「 やだっっっっっっ、!! 」
sh「 ゆうれいやだっっっっ!!! 」
ry「 じゃあいっしゃにかえろ 」
手を差し出す涼太。
その手を取り強く握る翔太。
sh「 うんっ、、 」
翔太を帰らせることに成功した涼太。
仲良く手を繋いで家に帰った二人だった。
更新がんばってます((
年末に向けて大放出してやりたい、(
やっぱ名前そのままにした許して
コメント
1件
いいじゃん👍🏻 田舎系のお話かな 、?