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瑠維の胸に吸い付くと、舌で舐めながら刺激を与えていく。そしてゆっくり指先を下へ滑らせ、彼の隆起したモノにそっと触れた。
硬くて熱くて、触れるだけでドキドキが止まらなくなる。これが自分の中に入っているなんてーーゴクリと唾を飲み込む。
手の動きに合わせて呼吸が乱れていく瑠維の姿に春香も興奮し始めると、今のこの体勢がもどかしくなる。
本当はもっと瑠維くんが気持ち良くなるようなことをしてあげたいのに、それがどうやればいいのかわからない。
私なら瑠維くんがたくさんキスをしてくれて、触れてくれて、中に入って来てくれると幸せになれるんだけどーー。
早く彼と一つになりたいと思うけど、今はその想いは我慢しなければならない。
改めて瑠維の体を見下ろした春香は、筋肉質な胸板に目がいった。指で触れれば、弾き返されるその厚さにうっとりと目を細める。
身を屈め、瑠維の臍にキスをすると、彼の口から甘い吐息が漏れた。その声が春香に拍車をかけ、瑠維の体中にキスの雨を降らせていく。
自分が気持ち良くなることだけじゃなくて、相手も気持ち良くなって、最終的には一緒に果てるーー彼とそうなりたいと思った。
その時、とろんとした瞳で春香を見つめる瑠維は、苦しそうに顔を歪めていることに気付き、慌てて瑠維の頬に手を触れる。
「瑠維くん……大丈夫? 嫌な気分になったりしてない?」
「大丈夫です……むしろもう限界が近いというか……」
瑠維が真っ赤な顔で|徐《おもむろ》に自身の下半身を見たため、春香もその意味を理解した。
寝室からコンドームを箱ごと持ってくると、おぼつかない手つきで彼に装着する。もうすぐこれが私の中にーーそう考えるだけで緊張してしまう。
「春香さん……」
しかしその時、頭上から申し訳なさそうな瑠維の声が聞こえた。
「本当は嫌だったらやめていいですからね……僕のわがままに付き合わせてしまってすみません」
「えっ……どうして?」
「この様子を客観的に考えたらおかしいじゃないですか……自分のトラウマを克服するために、好きな人にこんなことをさせているんですから……」
「……そんなことないよ。だって瑠維くんはそのトラウマを乗り越えようとしているんだもの。私だって好きな人の助けになりたいって思ってるの……だからそんなふうに思わなくていいんだよ」
「……ありがとうございます」
春香は顔を歪ませると、瑠維の首に腕を回して抱きついた。
「それに私ね、あの人に怒ってるの。瑠維くんにこんな酷いことをしたくせに、どうして未だにのこのこ現れるのか、本当に許せない」
「……きっとあの人にとっては数ある出来事の中の一つにすぎないのかもしれません。やった方よりやられた方が覚えているって」
「だとしても、瑠維くんはまだあの苦しみに囚われたままなのに、普通に生活しているなんておかしいよ……」
瑠維はキョトンとした顔をしてから、下を向いて吹き出した。
「いえ……春香さんにキスがしたくなりました」
「えっ⁈ な、なんで⁈ いきなりどうしたの⁈」
「僕は春香さんを好きになった自分が誇らしいです。春香さんと出会えて本当に良かった……」
「や、やだ! 照れるからやめて……あっ……!」
白山小梅
12
#借金
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急に褒められたことが恥ずかしくて、春香は両手で顔を覆って宙を仰ぐ。その隙をつかれ、瑠維は目の前に現れた春香の胸にかぶり付き、舌で尖端を転がし始めたのだ。
最初に胸を弄られてからずっと体は火照り、瑠維のとろける表情や震える体を見ながら蜜が溢れ、更に体の奥の方がぎゅっと締め付けられるような感覚になっていた。
そんな状況でこんなことをされては、もう気持ちを抑えることは出来ない。
限界なのは私も同じーー春香は腰を上げると、瑠維の位置を確認しながら、ゴクリと唾を飲み込んだ。
自分から受け入れるのは初めての感覚だった。私が瑠維くんを受け止めて、包み込んでいるーーそれだけで彼が更に愛おしくなる。
「瑠維くん……好き……」
抑えられない想いを伝えたくて、瑠維に何度も何度も貪るようなキスをしながら、ゆっくり体を動かし、二人は徐々に快楽の波に飲み込まれていく。
すると突然瑠維の体が強張って、彼が果てたのがわかった。上気した顔で大きく胸を上下させながら、嬉しそうに微笑んだのだ。
「相手が春香さんだってわかっているからですかね……怖さは感じませんでした……。むしろ気持ち良すぎておかしくなりそうです」
とはいえ春香はまだ達していないため、体の疼きが収まらず、瑠維を解放することが出来なかった。
いつもみたいに瑠維くんを感じたいーーでも彼の手を縛られている状態では、それを望むことは出来ない。
「……わたしが主導権を握っても平気だったね」
この気持ちに気づいてくれるだろかーー壁を一つ越えたらその次は……。
「瑠維くん、私ね、瑠維くんが気持ち良くて、二人で幸せな気持ちになれるセックスがしたい……。どちらかが良ければいいわけじゃなくてーー」
その瞬間、瑠維は両手を縛っていたブラジャーと、足を縛っていたキャミソールを外すと、床に放り投げた。
春香が驚いたように目を瞬かせた途端、瑠維は一瞬で自分のモノを抜いてしまったので、春香の体にゾクゾクッと震えが走る。
それからあっという間にソファに押し倒され、春香の足を開かせた瑠維は、その隙間に体を滑らせる。
「えぇ、もう大丈夫です。足枷があったら、春香さんをめいっぱい気持ち良くさせてあげられないですからね……その方が僕には後悔が残ってしまいます」
優しい笑みを浮かべた瑠維に唇を塞がれると、期待で心と体の鼓動が早くなる。あぁ、どうしよう……瑠維くんと一つになりたくて仕方ないの。
足の間に瑠維を感じ、呼吸が乱れていく。
「僕を捕らえていた檻から、春香さんが解放してくれたんです。感謝してもしきれません……」
その瞬間瑠維に体を貫かれ、ようやく絶頂へと到達するのだった。