【花梨と湊斗の2人は卒業式から帰ろうとしていました】
テクテクテク
湊斗︰「良いの本当に?離れても」
花梨︰「大丈夫だって言ったのは誰よ(笑)」
湊斗︰「夏休みと比べてなんか大分と心が強くなったね」
花梨︰「うん。考えたんだ湊斗やみんなのこと」
湊斗︰「どうやって?」
花梨︰「私にはフルートがあるからこれからは吹くときにみんなを思い出そうって」
湊斗︰「お母さんのことは?」
花梨︰「キッパリ忘れる!」
湊斗︰「良いの!?」
花梨︰「良くないけど…」
湊斗︰「だと思った(笑)」
湊斗︰「他人の僕が言うのも何だけど。全部覚えてるか、全部忘れるかじゃないんだよ。そのフルートを吹くときお母さんを一年だけでも思い出すだけでいいんだよ」
花梨︰「じゃあ湊斗のことは?」
湊斗︰「そういうと思った」(ポケットをあさる)
湊斗︰「はい!」
花梨︰「えぇ!こんな高価なものもらえないよ」
湊斗︰「違うよ。そんなに高くないよ」
湊斗︰「この石はラピスラズリって言って幸運を運んできてくれる石なんだ」
(花梨につける)
花梨︰「ありがとう」
湊斗︰「忘れないから」
花梨︰「うん。バイバイ」
工事の人︰「危ない!」
花梨︰「え…」
(上を見る)
(鉄骨が落ちてくる)
湊斗︰「花梨!」
(ガキィン!)
・・・
(港が目を覚ます)
湊斗︰「っ…」
湊斗の考えてること︰『工事のおじさんたちが大騒ぎしてる』
湊斗の考えてること︰『花梨はどうなった…」
湊斗の考えてること︰『すぐそばにいるのに体が持ち上がらない」
花梨︰「湊…斗ごめん…ね」
湊斗の考えてること︰『なんで謝るんだ謝るのは俺の方なのに…』
つづく
コメント
3件
やほー!liefデース!コメントないの寂しいのでくだしゃい🥺