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【湊斗が目を覚ますと病院にいた】
ガバッ
湊斗︰「痛っ」
湊斗の母︰「まだ安静にしときなさい腕を骨折してるんだから」
湊斗の考えてること︰『なんでココにいるんだっけ?えっと…誰かと帰ってて、あ…!』
湊斗︰「母さん、花梨は!花梨はどこなの!」
湊斗の母︰「それが…」
・・・
湊斗︰「花梨が亡くなった…?」
湊斗︰「なんで?」
湊斗の母︰「鉄骨が落ちてきて、花梨が頭を強く打ったらしいの。その衝撃で心肺停止しちゃって…」
湊斗︰「…」
(一華と純太が来る)
ガラッ
純太︰「湊斗無事だったか。花梨は…?」
湊斗︰「亡くなった…」
一華︰「え…」
純太︰「嘘だろ…」
一華︰(泣)
(翌日)
湊斗の考えてること︰『花梨のためにちゃんと生きなきゃだめだけど生きれる気がしない』
(純太が来る)
純太︰「お見舞いに来たぞ」
湊斗︰「あぁ…ありがとう!」
純太︰「無理に元気にならなくてもいい。」
湊斗︰「やっぱり分かるか。」
純太︰「うん。」
湊斗︰「純太、今日から中学生だろ良いのかこんなところに来て?」
純太︰「入学式は終わったからな。それより、この事故がなかったら4人と入学式に来れたはずだ。」
純太︰「でも、誰も悪くないよ」
湊斗︰「分かってる。」
湊斗の考えてること︰『純太はそう言うけど、俺はわからないというか自分のせいだと思ってる。すぐそばにいるのに守ってやれなかったことだ』
純太︰「どした?どこかまだ痛いのか?」
湊斗︰「ううん。なんでもない」
(純太が帰ったあと)
湊斗の考えてること︰『なんで守ってやれなかったんだろう。自分でも分かってたはずだ花梨を失うことは嫌なことだって。』
湊斗︰「ん?」
思い出した花梨の言葉︰[湊…斗ごめん…ね]
湊斗の考えてること︰『なぜごめんねと、言ったんだろう。先に死んじゃうからごめんなのか。なんのごめんなのかわからない。』
つづく