放課後の教室
生徒会の書類を整理しながら頬杖をつき
カーテンから籠もれる夕日を少し浴びて
窓の外にいる運動部の人達を眺める
私はこの時間が一番好きだ。
理由としては、誰よりも好きな彼を外周してる時だけはここから見ることが出来るから
なんて…我ながら女々しいな……、
ng「はぁ」
knt「またまた〜どうしたのさアキラそんな溜息ついて?」
ng「はいはい、早く手を動かしてくださいよ〜」
ng「仕事はまだ沢山ありますからね」
knt「ふぁ〜い」
そう舐め腐った返事をして彼が応える
hb「最近アキラ溜め息多いよな〜」
ng「え?そうですかね…?」
その言葉にうなずき奏斗も言う
knt「そう言えばそうだよね~」
hb「何?なんか悩みごと?」
ng「あ……いぇ…そういうことでは〜…」
話から余所見をして窓の外を眺める
セラ夫が外周しているのが少しばかり見えた
その様子を見て何か気になったのか奏斗も窓の外を見る。
knt「は〜ん…そう言う〜ことね〜〜?」
hb「え?え?奏斗なになに??」
knt「いや〜ひばあれだよ〜」
そう言い雲雀の耳元でコソコソと耳打ちをする
hb「へ〜〜?アキラ〜そうなんだ~???」
さっきからこの二人はにやにやしてどうしたんだ??
事務作業のしすぎで頭がついに……?
元から頭のネジ数本外した状態なのに…???
ng「は?!さっきから何なんですか!?」
knt「いや〜少しね」
hb「そうそうアキラがセラおのこと好きだって話〜」
knt「あっ…」
hb「やばっ!」
ng「へ?」
今、私の顔は、赤いのだろうか………
徐々に顔に熱が籠もるのが分かる
ng「なっ…なんでそのこと…知って…?//」
knt「あ〜〜いや〜〜前から何となく」
hb「アキラがセラ夫を見る視線とか…」
knt「行動とかでなんとなく……?
いや…だいぶバレバレだよな…」
その雲雀の言葉に奏斗も相槌を打っていた
hb「だいぶ鈍感な俺ですら気づいてたんだし多分鋭いせらおならもう気づいてると思う……よ?」
は?
マジですか???
奏斗や雲雀が私がセラ夫のこと好きだってバレてんですか…、????
ng「〜〜〜////」
hb「何だよ〜もう告っちゃえよ〜」
knt「大丈夫大丈夫だって〜」
ng「うるさいですねぇ………///」
ガラガラッ
srh「ただいま〜」
knt「おぉ!セラ丁度いいとこに!」
hb「部活終わったん?」
srh「?部活終わったけど?なんか…どした?」
knt「いや〜なんかアキラがセラ夫に言いたいことあるらしくて〜」
このバカッ!
ng「ちょっ!!奏斗何勝手に言ってんですか!!」
srh「え〜?凪ちゃんなになに〜?」
少し椅子にもたれ掛かり頬杖をついて彼が聞いてくる
ng「は///?えっ……と///」
hb「じゃあ俺ら下駄箱でまってるよ〜」
そう言うと彼達はすぐさま部屋から出て行ってしまった
srh「で…?俺に話したいことって何よ?」
ng「はぅ…ッ…あ……や…いえ///」
どうしよなんとかしてこの話からそらさないと!
そう強く思いぐるぐると頭の中で必死に考える。
ng「そういうば〜今日の晩御飯は何なんでしょうね〜???」
私のバカ、…何いってんだよ……
もっとマシな言い訳はなかったのか……
srh「凪ちゃん」
ng「?なんですか…?」
srh「はぐらかさないで答えてよ俺に言いたいことがあるんでしょ…?」
ng「ッ……、あ…………、」
もう……
そんな顔で言われたら
絶対に、セラ夫のことが好きだって
言わないといけなくなるじゃないですか…。
ng「ッ……、セラ夫…、のことが…………、です。」
srh「?」
srh「声小さくて聞こえなかったもう一回」
ng「セラ夫のことが…好きです。」
しばらく彼はぽかんとしていたが微笑し応える
srh「うん、知ってる」
ng「え?!いつからですか?!」
srh「えーとだいぶ前から」
ng「え〜……みんな知ってたんですね…、。」
srh「凪ちゃんわかりやすいんだもん。」
これでも元諜報員なんですがね…?
ng「………、で、…どうなんですか……?」
srh「え?」
ng「さっきの告白の答えですよ……。」
srh「ぇ……あ…まぁ…」
srh「オーケ〜……かな…、?」
なんてっ少し照れくさそうに彼がそう答えた
ng「なんで疑問形なんです?」
srh「なんとなく…//」
そう言いながら顔を真っ赤にして言う彼を見て
私は不覚にも可愛いと思ってしまった
ng「告った本人より照れてるじゃないですかw」
srh「だって…好きな子から言われたら流石に照れるでしょうに………」
ng「はへぇ……////」
srh「何wその返事w」
ng「な…なんとなくデス……///」
srh「ハハッw」
終わり
コメント
2件
好きっす。
はっ!!好きぃッッッッッ!!!