阿部↺
翔太たちあの後どうなったのかな…?俺達に病院を聞いたってことは、そういう事なんだろうな。翔太はリスクを考えないよね。
まぁそれが翔太の良いところでもあるのか。“あの子”のこともあるってのに、
でもそれを許可したのはリーダーの照やメンバーの俺達だ。今更つべこべ言うわけにもいかないか。
1年半前…
阿部「じゃあ佐久間、あんまり目立ちすぎないようにね?」
佐久間「わかってるよ!俺も大人っ!?」
照「ふっかも、3人よろしくな」
深澤「任せて?わら」
目黒「えー…康二離れて?」
康二「いやな…めめと一緒おんねん…」
翔太「こーじ、離れろ〜」
ラウ「相変わらずの寂しがりやだな笑」
照「まったく…動画の趣旨忘れるなよ?」
俺達はYouTube撮影でとあるお店へと訪れていた。都心部から少し離れているため、人数は少なくこぢんまりとしているが店全体は広く大きい。
ここで俺等は2グループに別れ、互いにプレゼントを買うという企画。シンプルかつあまりやらない企画だから皆のテンションも上がっていた。
そう、これが悲劇の始まりだなんて知らずにね。
康二「なー何買うー?」
佐久間「んー…向こうのチームって、こぅ…頑張りすぎの人が多くない?」
ラウ「と言うと?」
深澤「照は筋トレとか…阿部ちゃんは勉強とクイズ…めめは映画にドラマ、翔太は美容とか?」
「って、こと?佐久間っ」
佐久間「そーそー!1回のめり込んじゃうと中々の集中力じゃん?だから癒し系のグッズとか食べ物とか…香水?アロマ?みたいな!」
康二「おーめっちゃいいやんっ笑、じゃあそこら辺当たってみる?」
ラウ「だね笑」
阿部「…何買う?」
照「んー…あ、」
翔太「ん?どした?」
照「俺らの趣味をあげたらどう?」
目黒「………?」
翔太「なるほど?例えば俺だったら美容が好きだから、化粧水とか美容液とかのプレゼントをあげるって事だろ?」
照「そうそう」
阿部「あー確かにいいね笑、でも照絶対筋トレグッズでしょ?笑笑」
照「ムッ…筋肉ばっかじゃないもん……」
阿部「あら、ひーちゃんになっちゃった」
目黒「………?」
翔太 (こいつは理解してないなっ)
翔太「めめ、何買ったの?」
目黒「俺はプラネタリウムと醤油」
翔太「しょっ…!笑笑、ふははッッ!!笑」
目黒「そういう翔太くんは何買ったの?」
翔太「んー?笑、俺は化粧水かな〜」
「ここでしか売られてない御当地用品?の化粧水とかあってさ、気になったらから買った」
目黒「翔太くんは翔太くんですねっ」
阿部「照何買った?」
照「これ、」
阿部「…あ、お菓子?」
照「コクッ…見ないチョコとか多かったから」
阿部「ふふっ笑、照はチョコ大好きだもんね?」
照「阿部は何にしたの?」
阿部「参考書」 キッパリ
照「……」
(あいつら…可哀想っ…)
阿部,目黒「……」
照,翔太「…?」
翔太「なぁなんかアイツラ遅くね?」
阿部「だね…もう集合時間過ぎてるし 」
「ラウがいるから送れないと思ってたけど…」
目黒「心配っすね……こーじ…」
照「もう少し待ってみよう」
「ハァッ!……ハァッッ!岩本くんッッ!!」
照「え?ラウ??」
翔太「…?ラウだけ……?ボソッ」
ラウ「岩本くん!!み、…みんなが!!(泣」
4人「!!?」
そうあの日、ラウだけが先に戻ってきた。でもそんなラウールの様子も尋常ではなくて。
…芸能活動をしている人が熱烈なファンに襲われると言った話はよく聞く話だ。でもそれが俺たちの身に起こるなんて誰ひとりとして考えていなかった。そう、“油断”していたのだ。
深澤「んッッーー!!!」
『うるさな…少し静かにしな?』
佐久間「ッッ!……カタカタッ…!」
『震えちゃって…可愛いね?笑』
『なぁどいつから犯す?』
『誰でもいいよ、み~んな凄い人気がある人だよ?そんな人が“妊娠”したら…話題になるだけじゃ済まないかもねっ』
深澤,佐久間「っっ!?」
康二「……ウルウルッ…(涙目」
(めめ…っ助けてッッ……)
コメント
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うわぁぁぁぁぁぁぁぁー!!(*T^T)
