コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
昼下がり
事務所の机にはコンビニのカップ麺が並んでいる。
🍆彡と🦍彡は 、次の企画の話で盛り上がっているみたい。
🍌は湯気の向こうでその声だけ聞いている。
僕は静かに🍌のカップにお湯を入れて渡した。
🍌 「 ありがとう 」
⛄️ 「 うん 」
それだけで会話は終わった。
この短い会話でも 、軽く胸が弾む。
向こうに居る二人の笑い声が響くたび 、🍌の箸を動かす速度が少しだけ早まる。
その変化に気付くのは僕だけ。
撮影中
🍆彡が🦍彡の肩に手を置き 、大声で笑う 。
🍌のその乾いた笑顔。
もう見飽きたよ。
夜
事務所に残ったのは僕と🍌だけ。
僕は 、勇気を振り絞って🍌を帰りに誘う。
🍌はいいよと答えてくれた。
嬉しい気持ちが溢れる。
がたん ゞ 揺れる電車。
僕たちは吊革に掴まる。
🍌はそっとイヤホンを取り出し 、耳に入れた。
⛄️ 「 また🍆彡の声聞いてんの ? 」
冗談っぽく言ったつもりなのに。
🍌 「 うん 」
🍌はこう答えた。
目を瞑りながら 、心地良さそうに聞く🍌。
嫉妬でしかない。
⛄️ 「 🍌 、もうすぐ着くよ 」
肩を叩き 、そう伝えた。
そうすると僕に一言お礼だけ伝え 、イヤホンをケースに戻した。
🍌
もうすぐ駅に着くので 、イヤホンを外し
🍆彡のツイートを見た。
「 今日の撮影 、楽しかった ! 」
その一言だけ。
確か 、今日の撮影は🍆彡と🦍彡のペアだったっけ。
相変わらず仲の良い🦍🍆に嫉妬。
俺は 、返信欄を開いた。
結局 、何も打たずにスマホを閉じた。
駅に着いたので降り 、⛄️裙とはお別れした。
そのまま夜風の中を歩いてゆく。
一件の通知が鳴った。
それは🍆彡からだった。
少し胸が弾む。
急いで開くと 、それは🦍彡への言葉で
誤送信したと見られるものだった。
既読を付けてしまった事に後悔。
その後にすぐ 、誤送信したと謝罪のメールが送られてきた。
せめて前の文章消してくれよ。
🍆彡の不器用さを憎む。
何度も読み返してしまう文章。
胸が痛む。
遠くの空で街の光が滲んでいた。
「 好きにならなければ良かった 」
そう小さく呟き
一粒の涙を零した。