テラーノベル
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レオン「店長、嘘ですよね?嘘って言ってくださいよ。」店長「この不況では…この店を続けるのも厳しくてな…」
レオンは店に到着するなり、店長に頭を下げられた。 解雇通告だった。突然のことだったので当然驚いた。
理由はそのピザ屋が店をたたむことになったからだ。
店長も苦渋だったのだ。レオンに給料を満額支払いつつ安価な値段を維持して店を続けるのは無理だと判断した。
店長「スマンな…」
レオン「大丈夫です。…店長が悪いわけじゃない…。…ピザ1枚作るのにも、たくさんコストがかかるから…」
この世界では、小麦を育てるのにもかなりのコストがかかる。水の値段が高い。日照りもしばしばあるので、小麦の種子を枯らさない努力が必要。地域によっては、局地的な飢餓に陥るケースも少なくないのだ。
この世界は厳しい。
逞しい人しか生き残っていけない。
それでもこの世界を嫌いにはなれない。ここで育って生きてきたから。理由はそれだけだった。
しかし仕事がなくては生活を維持できない。
まずは職探しのために、コルツの街の外れにある酒場を訪ねることにした。
マスターは金髪のバニーガール。年齢は26。若々しい美人だ。名前はミラーという。
ミラー「へぇ、ピザ屋の仕事がなくなった…か。」
彼女はカクテルを用意しながら、レオンの方へ身を乗り出して相談に乗る。軽い雰囲気だが、真摯に話を聞いてくれているようだ。それだけで少し安心。
レオン「仕事を探したいんですけど…何がいいでしょうか。」
ミラー「君、確かバイクを持っているわよね。ピザの配達の仕事をしていたんでしょう?」
レオン「はい。でも店のなので、閉店の時に返しちゃいましたけど。」
ミラーは固まった。
バイクを使っての配達業務などを斡旋してくれる予定だったのかもしれない。
ミラー「うーむ…」
レオン「仕事、やっぱり難しいですか?バイクがないと…」
ミラーは少し考えた後、どこかに電話をかけた。 時々だが、低い声が受話器から漏れ聞こえる。ミラーが時々頷くのがわかる。
ミラー「ハンター。荒野に蔓延るモンスター、それを狩るハンターになりなさい。」
ミラーさんが急に口調を変えてレオンに伝える。 まるでもう決まったかのような。
レオン「ええっ、でも俺…戦いなんて慣れてないですよ…」
ミラー「仲間なら探しておくから。数日間かかるけど。」
レオン「えっ」
ミラー「とにかく待ってて」
レオン「えぇっ」
バタン。カランカランカラン…
ドアを閉められ、客の出入りを知らせる鐘が軽い金属音を響かせる。そういえばちょうど閉店時間だ。もう夜なのに、店の外に閉め出されてしまった。
ハンターとは、倒したモンスターの肉や内臓を珍味として売りに出したり…あるいは倒した機械型モンスターを部品や鉄屑として売って生計を立てる職のこと。かなり命がけの仕事。しかし世間的には危険なモンスターを有効活用する回収業として重要視されている大切な仕事だ。
コメント
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「不況」ってタイトル、もうね……冒頭から胸がギュッとなるわ😢 ピザ屋がつぶれて解雇通告されるシーン、なんでこんなにリアルに響くんだろう。水や小麦のコストが高いって世界観の理屈がちゃんと通ってるから、納得させられるんだな。しかもミラーさん、急にハンター推薦してくるの強引すぎん?「えっ」しか言えずに閉め出されるレオンの困惑、めっちゃ伝わる(笑)。でもこれで転機が訪れそうで続きが気になる🔥