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グロ、鬱等の表現ありますが、センシティブな要素はありません
苦手な人は回れ右して下さい
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「やばい、遅刻する……」
なんで私、アラームかけなかったんだろう
「ーーをしますので、日頃からべんーー」
ガラッッ
「っはぁ、はぁ、おはよう…ございますっ!」
「〜〜っ織田茉莉さんっ!!また貴方ですか!!いつもいつも遅刻して!!」
「あは、ご、ごめんなさい」
「毎回言いますけどねぇ!!それ!!」
やばい、先生がいつもより怒ってる。私の真横にいる友人もろもろ生徒達の目がいたい。やめろ、そんな目で私を見るんじゃない。
早く説教よ、早く終わりたまえ……
「…はぁ、」
「なんですかそのため息は?!!」
やば、漏れてた……?
「ま〜り〜……」
「はわ」
やばいmyベストフレンドの瑠璃まるが怒ってる……
「アラームの確認しろってあれだけ言ったよねぇ……?」
「いや、したよ?ただアラームがならなかっただけで……」
嘘である。なんならアラームもかけずに夜更かしをして寝た。
(な、何とか話をそらさなきゃ)
「あっそういえば最近ちょっと遠くにクレープ屋さんが出来たよね!」
「え?あぁ、出来てたね」
「うん!だからさ、今日一緒に行かない?」
「…まぁ、いいけど」
よしっ!さすが私天才すぎる。
茉莉は心の中では拍手喝采が広がっていた。
「んー悩むなぁ…瑠璃ちゃんは決めた?」
「うーん、この苺風味の抹茶ティラミス味とデカ盛りフルーツ味で悩んでる……」
「苺風味の抹茶ティラミスってなに……?」
果たしてそれは売れているのだろうか……
メニュー表にはデカデカと一番人気!!と書かれている
(人気一位ってまじで……?)
「あーじゃあ私デカ盛りフルーツ頼むよ。だから二人で半分こしよ?」
「いいの!?」
(おー、瑠璃がめっちゃ喜んでる)
珍しいなと思いながらクレープを頼むと、10分もかからずクレープが来た。
「んじゃ、いただきま〜す!」
おぉ、フルーツが口の中で喧嘩している……
「デカ盛りフルーツ美味しい?」
「……うん?多分」
「もう、多分ってなに一口貰うね」
「んじゃ私も貰うー!」
ぱくっ
(え、美味しいんだ……)
なんとも言えない味である
「んっ!結構美味しいんだねー!」
(大丈夫か、親友よ……)
舌を麻痺しているのでは、と思いながらふとスマホを見ると今は4時半。今日は二人とも部活が午後練だったので、学校に戻らないとならない時間だった。
「やばっそろそろ戻んなきゃ」
「えっ私もじゃん」
クレープを手に2人は走り出した。
「…はぁ、はぁ、」
「流石に疲れる……」
そこそこ遠くにクレープ屋があったので、まだ学校には着いていない。
「あっそうだ!」
「…どうしたの?」
「ちょっと怖いけど、ここの路地裏使うのは?」
「あー、まぁ時短にはなる」
「でしょ」
あーあ、こんなに呑気にしちゃって。私たち何時も幸せですーって?本当に馬鹿みたい。
あとがき
一話完結のつもりでした。多分こっから暗くなります。誤字脱字文章ミスなど多くすみません。