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第1話 - ドS彼氏

223

2022年05月30日

#創作

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通報したら裸で追いかけ回すぞ

R

俺の彼氏はドSだ。

俺が痛がる所を見ては興奮して喜んだ。

そんな彼氏の顔が俺は好きで好きで堪らなかった。

ある日彼は不機嫌で帰ってきた。

髪を引っ張られ

ベットに押し倒され殴られる。

「い”ｯ、いだ、ｯ！」

泣きながら何度も痛いと叫んだ。

それを見て彼氏はまた嬉しそうな顔をした。

彼氏が嬉しければいい、それで良かった。

傷がまた増えて行く、

次は慣らしもなしで穴に入れられる。

「あ”ぁ、い”、ｯい”だい、…ｯ！」

傷口を触られ

「痛い？」と聞かれる

「い”だい、ｯよ、」そう答えると彼はまた笑った

傷口を触られながら中の物も動かされる。

痛くて堪らなかった。

シーツに垂れるのは白い液と赤い血と涙

彼はそれを見てまた興奮する。

「ごめん」

いつも終わった時はその一言を放つ

「んー、ん！大丈夫、！」

ごめんと一言言われる度に大丈夫と俺は返す。

お前の為なら俺はなんだって我慢できる。

だから謝らないで。といつも謝られる度そう思う

風呂に入る度傷が痛む

風呂の鏡で自分を見ると痣だらけ

「ｯ…」

あいつが喜んでくれるから、

この痣と傷はあいつの愛情の印だから、

だから、我慢しないと、

俺は、風呂の鏡でいつも笑顔を作る練習をする。

「ぁ…あれ、？な、なん…だろ、…ｯ」

指で口角を上げ笑顔を作る。そんな自分を鏡越しで見てたら

涙が流れた。

涙を拭い風呂に浸かると全身が痛みに襲われた

「ぅ…う、」

「ｯう、…ｯぐ、…ひ、ｯぐ…」

声を殺して泣く

あいつが喜んでくれる為に我慢してるだけなのに。

あいつの為に、好きな奴の為に我慢してるだけなのに

涙を流してしまう。

いつも、涙を流す度、

俺はただのストレス発散用具なんじゃないか？

俺は本当にあいつに愛されているのだろうか？

俺はただあいつの遊び道具なんじゃないのか？

「俺は本当に幸せなのか？」

そんな疑問を抱く。

風呂から上がって寝て起きて夜を迎えたらまた

殴られ犯されるそんな日々が

本当は、

辛い

ごめん意味深なった。

誰か解釈して？