「じゃあね/じゃあな」
そう言い、真澄さんに手をふる。
「なぁ、四季は将来の夢とかあるのか? 」
「な、何!突然、そんなこと聞いて…」
「別に思っただけだ。四季のやりたい仕事。」
「え!…うーん」
四季はうなり声をあげた。孤立してて、将来、どんな仕事をやりたいか、まだ考えたことがなかった。
「お、お嫁さんとか…?」
「四季…お前、好きな男子でもいるのか?」
「そ、そんなのいないよっ!ただ、やりたい仕事が思いつかなかっただけで…」
顔を赤くして否定した四季を見て、無陀野さんが頬を少し緩めた。
「四季は学校の先生とかに向いていると思うんだが…」
「え!学校の先生?」
「あぁ。お前はアホなところが少々あるが、思いやりがあると思ったからだ。知らないが、生徒の気持ちがわかるいい先生になれると思う。」
「せ、先生かぁ…」
四季はこの世界に来る前の京夜先生のことを思い出した。
(先生っていえば、京夜先生…それにしても、無陀野さん、アホなところってなんだよ!!)
そんなことを考えてると、無陀野さんが口を開いた。
「目指してみてもいいんじゃないか?学校の先生。」
「…うんっ!」
「俺の友達にも、学校の先生に向いてるやつがもう1人いるんだ。」
「え、そうなの?誰?」
四季が無陀野さんに質問すると、教室のドアがガラリと開いた。
「誰っ!?」
短いですよね…すみません。でも、書きたくなったんですよ!まぁ、そんなことは置いといて…さて、ドアを開けた生徒は誰なのか?それでは、また次回!
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