テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
はじめまして!初投稿なのでいろいろ至らない点あると思いますが、温かい目で見ていただけたら嬉しいです🥺
※ご本人様とは無関係です
※解釈違い・苦手な方は自衛お願いします🙇
…最悪だ。
ステージの袖。
暗いはずなのに,やけに視界がはっきりしている。
心臓の音だけが,うるさい。
🐉「……っ」
視線を感じた。
分かってる。
見なくても,誰かなんて。
それでもーー
🐉「…なんで,ここにいんの」
思わず漏れた声は,ほとんど音になっていなかった。
🔝「……久しぶりだな」
低い声。
逃げ場なんて,最初からなかった。
🐉「……」
何も言い返せない。
返したら,全部が崩れる気がした。
昔みたいに,名前を呼んでしまいそうで 。
🔝「無視かよ」
🐉「………話しかけないでよ」
やっと出た言葉は,ひどく冷たかった。
ほんとはそんなこと思ってないくせに。
🔝「そういうとこ変わってないな」
🐉「は?」
思わず顔を上げる。
目が,合った。
ーーやめろ。
そんな顔で,見るな
何年も前と,何も変わってないみたいな目で。
🐉「……っ」
逸らしたのは俺の方だった。
🔝「逃げんなよ」
🐉「逃げてないし…」
🔝「じゃあ,なんで目を逸らす」
🐉「……うるさい」
これ以上,話したくない。
いや,違う。
話したら終わる。
せっかく保ってた距離が,全部壊れる。
スタッフの声が遠くで響く。
「スタンバイお願いしまーす!」
救われたと思った。
🐉「……行く」
それだけ言って,通り過ぎようと瞬間…
腕を掴まれた。
🐉「……っ」
🔝「まだ終わってないだろ」
🐉「……離してよ」
🔝「無理だな」
即答だった。
昔と同じ強引さ。
🐉「…最悪」
小さく吐き捨てる。
なのに…
その手を本気で振り払えない自分がいる 。
🔝「…お前さ」
低く落ちる声。
🐉「…何」
🔝「なんでそんな顔してんの」
🐉「え,?」
🔝「泣きそうな顔」
一瞬呼吸が止まった。
🐉「してないし…」
🔝「してる」
🐉「してないって」
🔝「昔もそうだったな」
その一言で時間が止まる。
🐉「…やめろ」
🔝「隠すの下手くそすぎ」
🐉「………っ」
言葉が出ない。
図星すぎて,何も言い返せない。
「本番入りまーす!!」
強制的に会話が途切れる。
🔝「続き,あとでな」
🐉「…ないから」
そう言ったのに。
否定したはずなのに。
胸の奥がざわついてる。
ステージの光が点く。
歓声が上がる。
いつも通りに,完璧にやればいい。
それだけなのに…
🐉(……なんで今更)
一番,会いたくなかった相手が。
一番,忘れられなかった相手が。
ーーこんな距離にいる。
どうでしたか!?
これから少しずつ関係が動いていくので,見守っていただけたら嬉しいです…!!🥹
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!