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この距離感、まだ崩れません。
第2話!!どぞ!!!
リハーサル終わり。
ステージの熱が、まだ身体に残っている。
ライトはもう落ちているのに、
さっきの空気だけが、抜けきらない。
おかしい。
いつもと同じはずなのに。
☀️「……なあ」
😆「何ですか?」
☀️「思わね?」
😆「何がですか?」
☀️「あの2人」
視線の先。
少し離れた場所にいる、2つの影。
🐉と🔝。
並んでいるわけでもない。
かといって、完全に離れているわけでもない。
中途半端な距離。
😆「……あー」
小さく、納得した声。
☀️「やっぱ思うよな」
😆「思いますね」
😆「なんか、距離おかしくないですか?」
☀️「おかしいな」
即答だった。
迷いもなく、断言する。
☀️「前はあんな感じじゃなかった」
😆「ですよね」
😆「むしろ、もっと近かったというか…」
言葉を選びながら、続ける。
😆「……距離、バグってましたよね」
☀️「ああ」
少しだけ、笑うような息。
肩が触れているのが普通で。
わざわざ離れる理由なんて、どこにもなくて。
😆「なのに今は…」
☀️「必要以上に関わらねえ」
😆「目も、ほとんど合わせないですよね」
☀️「会話もな」
まるで、避けているみたいに。
でも。
😆「でも」
☀️「ん?」
😆「完全に終わってる感じでもないですよね」
その言葉に、少しだけ間が空く。
☀️「……ああ」
短い肯定。
☀️「どっちかっていうと」
😆「引きずってる感じ、ですよね」
☀️「それだな」
しっくりくる。
妙に納得してしまう言葉だった。
終わってるなら、もっと簡単なはずだ。
ここまで空気が張り詰めることもない。
😆「……なんか、あったんですかね」
☀️「さあな」
☀️「でも」
😆「?」
☀️「簡単に終わるような関係じゃなかっただろ、あれは」
その言葉は、静かだったけど。
どこか確信を持っていた。
⸻
その頃。
少し離れた場所。
🐉「……」
ペットボトルを握ったまま、動かない。
冷たいはずの水が、やけにぬるく感じる。
頭の中に残ってるのは、さっきの声。
――“続き、あとでな”
🐉(……なんで)
今さら、そんなこと言うんだよ。
終わったはずなのに。
とっくに、切り捨てたはずなのに。
🔝「……考え事?」
🐉「……っ」
心臓が、跳ねる。
分かっていたのに。
来るって、分かってたのに。
🐉「……別に」
🔝「嘘つけ」
🐉「うるさい」
短く、切り捨てる。
それでも。
足音は、離れない。
🔝「なあ」
🐉「……何」
🔝「いつまで逃げんの」
🐉「逃げてねえって」
反射みたいに返す。
🔝「じゃあ向き合えよ」
🐉「……」
言葉が、詰まる。
向き合えるなら。
こんなに苦しくなってない。
🔝「俺は逃げねえぞ」
🐉「……勝手にすれば」
🔝「ああ、そうする」
一歩、近づく気配。
その距離が、やけに近い。
🐉「……来んな」
🔝「無理」
即答。
昔と同じ、迷いのなさ。
🐉(……やめろよ)
思わず、息が詰まる。
🔝「お前が避けても関係ねえ」
🐉「……っ」
🔝「終わってねえからな、俺ら」
🐉「……終わってる」
やっと絞り出した言葉。
🔝「終わってねえ」
🐉「終わってるって言ってんだろ」
少しだけ、声が強くなる。
それでも。
🔝は引かない。
🔝「……じゃあ証明してみろよ」
🐉「……は?」
🔝「何も感じてねえって」
🐉「……」
無理だ。
そんなの。
証明なんて、できるわけがない。
だって。
🐉(……まだ)
――全部、残ってる。
🐉「……意味わかんない」
それだけ言って、背を向ける。
これ以上いたら、全部バレる。
今度こそ、止められなかった。
🔝「……逃げてんのはどっちだよ」
その声は、小さくて。
それでも、はっきり聞こえた。
🐉(……うるさい)
聞こえていたのに。
――聞こえないふりをした。
どうでしたか…??
少しでも楽しんでくれたら嬉しいです!!
まだまだ続きますので見守っててください!!