ーーーレイン視点ーーー
…ミオは大丈夫だろうか……。一応、医務室の前に来て見たんだが…、迷惑じゃないのだろうか、 ……一旦帰って様子を…
女生徒A「ねぇ聞いた?悪魔の目を持った奴がこの医務室の中に二人も居るんだって!」
ピクリと体が固まる。まさか、もうバレるとは。とりあえず、ミオに説明を…
「あのエイムズ家の落ちこぼれの女だよ!」
女生徒B「え?wまじで?w今度会った時見てみようかなw」
怒りが込み上げてくる。が、他寮の生徒に手は出せない。((この前マイロくんに思いっ切り蹴り入れてたじゃないか。
レイン(…お前らはミオの何を知ってんだよ)
音を立てずにゆっくりと扉を開ける。そこには妹が手鏡を待って、自分の目を見ていた。
ーーーミオ視点ーーー
ミオ「…あ”、おにぃ、ざま、」
レイン「…大丈夫か?」
ミオ「…ま”ぁ、な”んどか…」
レイン「…直ぐに治る魔法の喉薬だ。飲んでおけ。」
ミオ「……これ”を?」
レイン「……。」
ミオ「…はぃぃ」
これほどまでにやばい液体は見たことがない。紫色でゴポゴポという音をたてながらえげつない臭いがする。
ミオ(…、もう飲んじゃえ!!!)
思い切って一気飲みをする。レインもそれに驚いたのか、目を少し見開いた。
ミオ「…。」
目を開いたまま、白目を剥き出し泡を吐きながら、気絶した。
ーーーnot視点ーーー
レイン「…アベル、何か様か?」
アベル「…いや、何もないよ、ただ」
「…彼女、アビスと同じだったんだね」
レイン「…何が言いてぇんだ?」
アベル「…驚いただけだよ。あの時、彼女に借りを作ってしまった。」
「まさか、一本線であれほどまでの魔力があるとは。彼女、魔力の増幅が激しいあまり、気絶する事もよくあったんじゃないか?」
「それに、レインは彼女のイヴル・アイについてずっと隠してきた…」
レイン「……。」
アベル「図星だね」
レイン「…言いふらしたのはお前か?」
アベル「恩人達にそんな事すると思うかい?それに、悪魔の目ならうちのアビスも持っているからね。今更、言いふらす訳、ないだろう?」
レイン「…じゃあ誰だ?」
アベル「…知らないよ」
レイン「…なら良い。じゃあな」
アベル「また」
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卯惟奈)…ミオのこといじめる者は切り刻むかえ?