テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
821
#ほんにんさまかんけいない
七瀬だよー
145
2,761
1,905
ハロー( ͡° ͜ʖ ͡°)
地雷様 純粋様
🔙
atmz 有
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
1月、高校1年生の締めくくりとなる大きなイベン ト、2泊3日の「スキー合宿」が長野県の雪山で開 催された。
一面の白銀の世界。寒さに震えながらも、生徒た ちは皆、スキーウェアに身を包んで大はしゃぎし ていた。
ここでも、班の編成は座席の近い者同士というこ とで、俺とatは同じ班になった。
俺はスキーが初めてで、最初はおっかなびっくり 雪の上に立った。
案の定、滑り出した瞬間にバラ ンスを崩し、派手に転倒してしまった。
Mz「うわっ、ととと……痛っ.ᐟ」
雪の中に突っ込んだ俺の前に、すーっと綺麗な弧 を描いて止まる影があった。
atだった。彼は スキーが信じられないほど上手く、黒いウェア姿 も完璧に着こなしている。
At「大丈夫か.ᐣ まぜ太」
atはゴーグルを頭に上げ、俺に手を差し伸べ
た。その手を取ると、力強く引っ張り上げてくれ た。
Mz「ありがと、at。 スキー、難しすぎ……」
At「前見て滑ればいいだけ。……ほら、遅れるなよ 」
atはそう言って、俺の前をゆっくりと滑り始
めた。
時々、後ろを振り返っては「そう、上手い 上手い」「そのままバランス取って」と、優しく 声をかけてくれる。
いつもはクールな彼が、こん な風に誰かを気遣う姿なんて、クラスの誰も知ら ないだう。
俺だけの特権のような気がして、胸 の奥がじんわりと熱くなった。
夕方になり、自由時間。ホテルのロビーから外を 見ると、しんしんと雪が降り続いていた。
atに誘われて、俺たちはホテルの裏手にある、ライトアップされた小さな雪の広場へと出 た。
凍えるような寒さの中、吐き出す息が白く染ま る。
Mz「綺麗だな、at」
At「ん……そうだな」
atはポケットに手を突っ込んだまま、夜空を 見上げていた。
ライトに照らされた雪の結晶が、atの長い睫
毛に止まっては溶けていく。
そのあまりの美しさに、俺はまた、脳内であの悪癖を爆発させてしまった。
(……この極寒の中、atが『寒いな』って言
って、俺の手を掴んで自分の上着のポケットに一 緒に入れてくれる……。『こうすれば、温かいだ ろ.ᐣ』って、ポケットの中でぎゅっと手を繋がれ て。それで、雪の降る静寂の中で、atが俺を 抱きしめて……『好きだよ、mz』って……)
At「mz」
Mz「うわあああ .ᐟ.ᐣ な、何 .ᐟ.ᐣ 」
あまりの王道妄想に自分でテンパっていると、at が突然、一歩近づいてきた。その距離、わず か15センチ。。
At「お前さ、さっきから、俺と手を繋ぐ妄想でもし てた .ᐣ 」
Mz「ぶふっっ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ」
俺は盛大にむせた。心臓が口から飛び出るかと思 った。
Mz 「な、ななな、何言ってんの////.ᐟ.ᐣするわけない じゃん.ᐟ 男同士だぞ.ᐟ.ᐣ」
必死で弁明する俺を、atは静かに、だけどど
こか楽しそうな、愛おしそうな目で見つめてい
た。
その瞳の奥には、すべてを察しているよう
な、大人の余裕すら感じられた。
At「あはは、冗談だよ。顔赤すぎ。……ほら、本当 に寒いから、戻ろう」
atはそう言って、俺の頭をぽんぽんと軽く叩
くと、先にホテルへと歩き出した。
俺はその場に立ち尽くし、バクバクと激しく打つ 胸を押さえた。
冗談.ᐣ 本当に冗談なのか.ᐣ
atは、俺の気持ちに、俺の妄想に、どこまで
気づいているのだろうか。
雪の中に残された二人 の足跡を見つめながら、俺の高校生活の最初の1 年が、白銀の景色の中に溶けていくのを感じてい た。
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
以上です。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
400
コメント
3件
はぇ?描くのうますぎやろ てかatmzてぇてぇなおいィィィィ_:(´ཀ`」 ∠):
しおりさん、4話読み終えたよ〜〜!!😭💕 スキー合宿回、最高すぎる…!!atがまぜ太を助けるシーンも、夜の雪広場も全部エモすぎて胸がギュッてなったよ…。特に「手繋ぐ妄想してた?」からの「冗談」って言うとこ、冗談なの?本気なの?ってこっちまでドキドキしちゃった!!✨ 白銀の世界で距離が近づく二人、続きが気になりすぎるよ〜!!次の話も楽しみにしてるね⋆♡