ーーー現実ーーー
ピピピピッ
青「はっ!!朝……?」
夢……凄かったな……
青「桃くんの所行こ」
ーーー病院ーーー
青「桃くん!おはよー!」
桃「スー……スー……」
青「って……寝てるのか」
桃「スー……スー……」
青「あそこから出れたのかな……」
桃「スー……スー……」
青「……桃くん……ふぁ…僕も少し寝よ…早起きしたし…なんか…眠い……」
青「スー……スー……」
ーーー青の夢の中ーーー
青「はぁ……またここ…」
夢青「………」
青「うわっ!!!びっくりした!!」
夢青「……僕も連れてって」
青「はい?」
夢青「僕も、現実で桃くんを幸せにする」
青「!!、いいよ!一緒に幸せにしよう。」
夢青「うん」
青「あと…ごめんね。僕の気持ち捨てるようなことしちゃって。助けられなかった自分も青だよね。次から絶対捨てない。」
夢青「ん……捨てないで」
青「うん、桃くんを一緒に幸せにしよう」ギュッ
夢青「絶対にだから!」ギュッ
(夢青の姿が消える)
青「必ず幸せにしよう」
ーーー現実ーーー
青「ん……」
桃「青」
青「桃くん……?」
桃「おはよ」
青「!!、桃くん起きてる!!」
桃「ん、起きた。そしたら青寝てた」
青「えへへ、寝ちゃった」
桃「青……夢の中の青は…」
青「ちゃんと僕の所にいるよ。」
桃「!!、よかった。」
青「桃くんもちゃんとあそこから出てくれたんだね、ありがとう」
桃「うーん、出たってゆうか……寝た?」
青「え!出れてないの!?」
桃「うん、でももう夢の中の世界はなくなった気がするんだ。だからこれからはちゃんと起きれるかも?」
青「そっかぁ………桃くん改めて言うね」
桃「うん」
青「桃くんを助けられなくてごめん。でも僕は桃くんを幸せにしたい、家族と一緒に。まだ辛いことあるかもしれないけど全力で支える。だから僕と一緒に頑張って欲しいです」
桃「……やだ」
青「え……」
桃「もう頑張るの嫌だから、全部青やって」
青「!!」
桃「全部青がやってくれないとまた寝ちゃうなぁ」
青「全部やる!桃くんの分まで全部!」
桃「クスクスッ、冗談だよ」
青「へ?」
桃「すぐに元通りは無理かもしれないけど……青、助けてくれる?」
青「もちろん!!!全力で助けるよ!」
桃「ん…ありがとう」
青「なら何に反抗してみる?」
桃「反抗期なのかよ……やるの」
青「えー?だって桃くんの気持ち伝えるの反抗期の方がやりやすいでしょ?」
桃「んー……まぁ………そうなのか?」
青「ならさ、紫にぃに反抗してみようよ!」
桃「え…いきなり」
青「紫にぃに反抗したら、赤にぃでも反抗しやすくなるんじゃない?」
桃「………」
青「大丈夫!僕もするから!怒られる時は一緒ね!」
桃「うん…」
青「てか先生呼ばないと!今の状態見てもらお!」
桃「………ん」
青「ナースコール!ナースコール!」
先生「あ、桃くん起きましたか」
桃「青……」
青「顔、見えない?」
桃「……」コクンッ
先生「そっか、なら距離は間とってるね」
青「桃くん退院できますか?」
先生「桃くん、なぜここにいるか分かるかい?」
桃「……まぁ……大体は」
先生「そっか。なら簡単に言うね。君は精神的にやられていてその影響が身体にもきてる」
桃「……はい」
先生「それは多分。家族で何かあったのかなと思ってる」
青「………」
先生「桃くんは家に戻りたいかい?」
桃「………」
先生「もし嫌なら戻らない方がいいかもしれない、入院してもう少し体調をよくしてから家に戻るのもありだよ」
青「桃くんどうする?」
桃「……家に戻って……みんなの顔見れないの……嫌かも。」
先生「桃くんは家族と一緒にいたい?」
桃「……できれば」
先生「なら、体調を治すと同時に、家族とも少しづつ話すといいよ。少し様子を見ていたけど桃くんの家族ずっとお見舞いに来てたからね」
桃「!!」
先生「今日も来ると思うよ」
青「なら……一人一人話してみよう!それで反抗しよう!」
先生「反抗?」
青「はい!桃くんの気持ち伝えるのに反抗が1番いいかなって」
先生「あはは、面白いこと言うね、でもいいと思うよ。」
桃「え?」
先生「家族なんて言い争ってなんぼだよ。先生の家族だって喧嘩してるからね」
青「へー!」
先生「どんなに酷いこと言われても、その後にはごめんねってちゃんと仲直りするからね」
桃「仲直り……」
青「大丈夫だよ!桃くん!どんなに喧嘩してもみんな仲直りするから」
桃「……ん」
先生「なら桃くんが帰りたいって思ったら退院だね」
桃「いんですか…?」
先生「先生にとっては患者の体調第1、家に帰ってまた何かしら溜め込んで倒れたらまた入院ってなるだろ?それは避けたいからね。なら万全な状態で帰った方が家族も桃くんも安心だろう?」
青「先生、ありがとうございます」
先生「当然の事だよ」
コメント
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夢の中の青くんも協力してくれるんだ!!よかったぁ、、