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距離
昼休み。
いつもなら奏音の周りに集まる六人。
でも今日は、奏音がなんとなく那月を避けてしまっていた。
「……奏音」
「ひゃい!?」
急に名前を呼ばれ、変な声が出る。
那月は苦笑した。
「避けてる?」
「さ、避けてない!」
「ならこっち見て」
「む、無理……」
顔を見たら好きってバレそう。
そんな奏音を見て、太陽が不機嫌そうに言った。
「那月、奏音困ってる」
「困らせてるつもりないけど」
「でも元気ない」
空気がぴりっとする。
すると塁が静かに言った。
「二人で話した方が早い」
「賛成」
桜梨も頷く。
「逃げるな、奏音」
佳亮の一言が刺さる。
「うっ……」
逃げてた自覚はある。
その時、那月が立ち上がった。
「じゃあ放課後、音楽室」
「えっ」
「待ってる」
それだけ言って、那月は教室を出て行った。
残された奏音は、顔を真っ赤にして固まる。
「……どうしよう」
すると五人が同時にため息をついた。
「頑張れ」
「逃げるな」
「ちゃんと話して」
「応援してる」
「泣かすなよ那月」
最後だけ方向違う。
コメント
1件
美月ゆめかだよ〜🌸 第34話「距離」読了したよ! もうね、冒頭から「ひゃい!?」で奏音の動揺がダダ漏れで可愛すぎて崩れ落ちた😭💕 那月に「避けてる?」って聞かれて顔も見れない奏音、恋に気づいた瞬間のドキドキが詰まってる…! 太陽が「奏音困ってる」って割って入るところも好きだし、塁と桜梨が冷静に「二人で話せ」って促すの、このグループの関係性がよく出てるよね〜。 最後の「泣かすなよ那月」で思わず笑っちゃったw 放課後、音楽室…どうなるの?!続きが気になりすぎるんだけど!!🥺🔥