注意
死ネタ
現パロ
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「じゃあな」
屋上でそう言い放つレイン。同時に風が2人の間を横切る。
足が滑り落ちる。いや、滑り落ちたのではなく僕が自分で落ちたが正しい。意識が朦朧とする中でスマホを手に取る。フィンくんからの電話。それも何十件も。上をもう一度覗くと、レインくんが僕の方を見て泣いている。なぜだか分からないが僕も釣られて泣いてしまう。でも、これで良かったんだ。これが僕の望んだ結末だ。すべて僕が巻き起こした事だ。
10時間前。僕はレインくんにばいばいと言い残して誰もいない場所まで走った。レインくんが必死に僕の事を止める声が聞こえる。教科書やらの入ったカバンを僕にぶつけて、こう言い出す。
「お前は何がしてぇんだよ、!!」
って。振り返るとレインくんは半泣き状態で僕を止めようとする。廊下を歩いていた生徒や先生はレインくんを止めようとする。僕達のことを何も知らない人達はレインくんが変人だと思われてしまうのも無理は無い。だがレインくんやフィンくんから見れば変なのは僕だ。僕たちのことに気づいたのか、フィンくん達も僕を追いかける。
ランスくんのカッターが僕に直撃する。手が血だらけになる。ボタボタと血が垂れる手を押えながら廊下を走った。ドットくんの固く分厚い本が僕の足を切り裂く。流石に走れなくなりその場に倒れ込む。過呼吸になりながら僕は皆に全てを叫んだ。もういやだ、苦しい、死にたい、楽になりたい。フィンくんが僕の頬を強く叩く。
「二度と言うな、そんな事、!!っ」
多分、僕がこのまま皆に謝ればよかった。死のうとしてごめん、って。でも僕は力を振り絞ってよろよろの足を支えながら階段を駆け下りた。皆は僕を捕まえようと走る。でも気づいたら皆座り込んで泣き崩れてた。僕はそんなみんなに構わず走って校舎を飛び出した。だが門の前で立ち塞がっていたのは、ライオ先生とレナトス先生だった。ライオ先生は僕を抱きしめてレナトス先生が抵抗する僕の手を抑えた。
その後僕は精神病院みたいなところにいた。隣にはレインくんが僕の手を握ったまま寝ていて、レインくんの後ろにも座って寝てしまっているランスくんとフィンくんが居た。
僕は立ち上がろうとレインくんの手を解こうとする。
解けない。
解けない程に固く握られた手を精一杯振りほどいて、僕は病室から抜けた。どうやら僕がいるのは最上階らしい。この病院は30階建て。精神病院ではなくここは総合病院だったらしい。精神病棟の1番端の部屋。そして、屋上に出やすい場所。想定通り、屋上の鍵が空いている。柵を飛び越そうと思ったら屋上の扉が開く。レインくんだった。僕を止めようとするのかと思ったが、レインくんは僕の近くで止まって、そのまま僕の顔をじっと見つめた。
「いい顔だな」
「俺はお前と出会えてよかった思ってるぞ」
何故か心が締め付けられる。足が震えだす。今なら引き返せる。でも何だかもうこのまま死んだ方が楽になれると思って。色んな気持ちが混じり合い泣きたくなる。
その時、レインくんが僕の手を握って言った。
「決めるのはお前だ、俺はお前の選択を受け入れるまでだ、。」
同時に足が滑る。レインくんも僕も驚く。僕は生きようと柵を乗り越えようと思ったのに。
神様は僕を不幸にしたがるんですね。僕なんか死んでも何も変わりませんもんね。
気づいたらレインくんも落ちていた。僕の事を見てはにかんだレインくんを見て僕の意識は途切れた。
目が覚めると何処かの公園のベンチにいた。上を見る。レインくんが僕の顔を見て、ほっとしたのか分からないが僕に抱きついて何故生きているのか等を話してもらった。
どうやら僕は落ちたは落ちたがレインくんのおかげで助かっていた。レインくんの手が僕の手を引っ張って止めてくれた。そしてレインくんはもう一度聞く。
「俺はお前がどうなろうとその結末を飲み込む。協力だってするさ。」
僕は正直に全て話した。
「レインくん、僕レインくんの事が好き」
少し驚いたような顔をしていたが、レインくんは僕の髪を撫で、ふわりと額にキスをした。
いきなりナイフが降り掛かる。レインくんは僕をかばおうと手を広げる。でもその人は僕の方にナイフを投げつけ、心臓に綺麗に刺さった。
いきなりの事で追いつかない頭をどうにか回転させようと状況を確認する。レインくんは僕の事を心配..?している。刺した本人はどこかに走り去っていった。レインくんは僕を抱きしめる。
冷めきったマッシュの体を桜の木の下に置いた。もうなにもかも嫌になった。ここで俺も死ぬ。マッシュの心臓のナイフを抜いて俺の心臓に刺した。
一気に体に痛みが走る。でもマッシュはこれよりも痛い目に遭っていた。だったらこんな事はまだ痛くないんだろうな、とナイフを刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して。
「ーーーくん」
「レインくんっ!」
「大好きです、っ!」
「俺もずっと大好きだ」
「ずっと一緒に居ような 」
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( ‘-’ )
なんか….すいません..。最近サボり気味すぎて….。生きておりますのでご安心を( ˙💋˙ )
おつすいーー
彗華の補足メモ
❥・マッシュくんは色々と拗らせすぎておかしくなってああなっちゃったよ!
❥・レインくんはマッシュくんの事を本気で愛していたけど思いを伝えられずにふにゃふにゃしていたよ!(ふにゃふにゃ?
❥・正直に言うと最初のじゃあなあんまり気にして欲しくないよ!
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