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ガタ!ガタン!ガタガタ
勇者「あ、あのー?」
レイン「!?あ、あぁもう来たんですか…少し片付けていたもので…ゴホン!さて、私に何か聞きたいことがあったんでしょう?なんでも聞いてください」
勇者「この手紙、僕の父さんが残してくれた手紙なんです…ここに書かれた希望とLOVEについて…」
レイン「…ふむふむ…君の父親は勇者だったんですね?ならあの事件の被害者は…すみません何でもないですよ。それよりもLOVEと希望についてでしたね…希望、はその人が希望を感じた時に出る結晶のような物で、そしてそれは希望・夢・勇気この三つがあるんです。あなたは勇者ですから勇気ならすぐに見つかりますよ」
勇者「僕はまだ一つも…」
レイン「焦らなくてもいいんですよ。それに見つけるのはすごく難しい…そしてとても砕けやすい。希望を手に入れても、すぐに砕けることもあります…ですが、LOVE…これはなかなか砕けないそして手に入れる事はほぼ不可能…昔LOVEを持つ勇者がいたと言う伝説はありますが…私も自分の目で見た事はありませんから、なんとも言えませんね」
勇者「それを手に入れたら何かあるの?」
レイン「ええ、とても素晴らしい、その人の武器にもなりますよ結晶一つで短剣、二つで剣、3つで盾にすることが出来るそうです。あいにく私は一つも持っていないのでお見せする事はできませんが…」
勇者「ううんありがとうレイン、沢山教えてくれて!僕頑張ってあの雲をなんとかしてみるよ!」
レイン「あの…勇者君?君の手に…」
勇者「え、手?何か綺麗な…光ってるものが…もしかしてこれが!」
レイン「あなたの勇気に反応して出てきたみたいですね、これで短剣が手に入るはずですよ…勿論それで攻撃することも可能です。短剣を、呼び出してみては?」
勇者「えっと…こうかな?えいっ」
レイン「お見事です、危険なので普段はしまっておいてください。本当は生徒たちにしか渡してはいけないものなんですが…あなたは私の授業を受けに来た…と言うことで生徒ってことにしちゃいますね、と言う事でこれ、結晶をしまっておくため腰につけておけるタイプのポケットです普段は結晶の状態にして、ここにしまっておくといいですよ」
勇者「ありがとうレイン!それじゃあ僕…行ってくるね…!」