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あなたの姿が消えるまで
episode.0
僕の名前は、緋乃 暁(ひの あかつき)。
こんな地味な僕には似合わない名前だ。
「暁、早く、準備して出なさい。」
この人は僕の母の緋乃 灯華(ひの とうか)。
正直言って、俺は親にあんまり興味がない。
好きでも嫌いでもないのだ。
「はい。」
面倒くさいので、適当に返事を済ませる。
いつものことだ。
「行ってきます」
だるそうな声で、僕はいつものように言う。
が、ほら、この通り、無視。
朝飯の心配なんてしてくれない。
絶対、食べてないの分かってるくせに。
まあ、いらないんだけど。
自分の家は、どういうわけか、父がいない。
離婚とかの話は聞いてないし、
なんか、聞くのもデリカシーないし、
いまだに、そこに触れたことがない。
あんまり、気にしてないけど、気になる。
うん、とりあえず、学校着いたし、本でも読もうかな。
うん、それがいい。
図書室なら静かだし本も何冊もあるから、集中できるな。
ちょっと、行こっかな。
僕は少しだけわくわくしながら、正門を越えた。
ー図書室ー
「なに、借りよう」
とりあえず、タイトルだけ見て面白そうなやつを探す。
20秒ぐらい迷ってると、あるものが目に止まった。
「なにこれ、?」
えーと、作者は、、、書かれてない?
えーっと、発行日が、、、
、、、? なんだ、この文字?
タイトルは、ない。
ただ、その本から漂うオーラがハンパなかった。
ずっと、あった本なのかな、、、
だとしたら、いつから?
「おはっ!」
「っ‼︎」
び、びっくりした、、、
なんだ、、、友達の蓮芯(れんしん)かよ、、、
「ご、ごめんなっ、急に話しかけちまって、」
すごく焦った顔で急に謝ってくる。
じゃあ、話しかけてくんなよ。
「いや、いいよ。」
本心では僕の人生で1番目ぐらいに好きな時間を
少し取られたのがが、気に障るが、僕は、笑顔を作った。
「、?なんだその本?」
蓮芯の目が、本に行く。
やっぱ、この本、オーラ、すごいよな、、、
「ここにあったんだ、、、」
置かれていたところを教える。
「えぇ、、、多分、この位置には、
俺の好きなゲームの攻略本があったと思うんだけど、」
蓮芯はあまり、本に興味がなかった。
だから、図書の時間も、クラスメイトと小声で話したり、
少しふざけたりもしていた。
「えっ、そんなもんあったの?」
思わず、笑いそうになる。
こいつ、本当に本嫌いだな、、、
人生の8割は損してる。
「そうなんだよ、、、つーか、、、昨日、授業できた時は、
そのシリーズ本全巻あったのに、」
「なんでだろうね、」
はい、はい、今の気持ち同情してほしいんですよね、
面倒くさいことになるから、なにもいわないでおこーっと、
「さあな、つーか、タイトルがない本なんて珍しいな、
俺もちょっと、読みたいかも、、、一瞬貸してくれる?」
ま、ここで、反抗するのは
おかしな奴って思われるし、渡すか、、
「あ、うん、けど、、これ、読めるのかな、、、」
僕は、蓮芯にその本を差し出した。
「お、おい、、、なんだよ、この文字、、、」
見れば見るほど頭がおかしくなりそうな変な文字だ。
いつの時代のどこの字なんだろう、
「僕も分からない、、、」
蓮芯が文字に触れる。
その瞬間に文字が光り出した。
「えぇっ!」
僕らは動揺する。
「も、文字が、ひかってる!?」
次の瞬間、図書室全体に光が届き、目を奪われた。
「「うっ、まぶしっ」」
(思わず、目を瞑った時には、僕らの人生は終わっていた)
イラスト放出所
コメント
1件
あーもうめっちゃ気になる展開!!😭✨ 緋乃くんのクールで距離感ある感じ、図書室で本を選んでるときのちょっとだけワクワクしてる感じ、すごくリアルで好きだよ〜!それで蓮芯が来て、タイトルなしの謎本が光り出して…最後の「人生は終わっていた」って一文、一気に持ってかれた!!続き読みたくて仕方ないよ〜!💕📚