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7. 後悔 と 罪の重さ
次の日。
異変に気づいたメンバーが、ないこの家に駆けつけた。
「ないくん! 返事して! お願いだから!」
「ないちゃん……僕の声聞こえる? ねぇ!」
「……嘘やろ……? こんなん……」
扉を開いた瞬間、全員が立ち尽くした。
ベッドの上に横たわるないこ。
痩せ細り、骨ばった体。
その顔には、一粒の涙と、穏やかな笑み。
机には、遺書と通帳。
そして、いれいすの写真。
そこには、6人で笑い合っている、過去の俺たちがいた。
……ないこ。なんでや……。俺、なんであんなこと言ってもうたんや……」
「最後の最後まで……お前は俺らに優しかったんやな……」
「ないくん、ごめん……ほんとに、ごめん……!」
「ないちゃん……僕……僕が追い詰めたんだ……」
「俺ら……リーダーに全部甘えてもうたんや……」
誰も彼も、涙を止められなかった。
でももう、どれだけ叫んでも遅かった。
部屋に残されたのは、優しすぎたリーダーの思い出と――取り返しのつかない罪の重さだけだった。
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コメント
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