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「翔太…リーちゃんごめんね」
「わた…、……み……」
あぁ、どうせなら翔太達に謝ってから死にたかったな…
…あれ?生きてる。ここどこ?私死んだよね…あれ?
は!これはあれか?翔太がよく言ってた異世界転生系の乙女ゲームの悪役令嬢!
だってなんかベットフカフカだし、お部屋キラキラしてるし…
決まりだな
「ん~声まで幼いよ~」
そう言いながらべっとから降りる
「魔法ってあるのかな?それにしても…」
周りを見渡しながら何か考える
「使用人の一人や二人いないの?」
そう、誰もいない…これは勝手に部屋を出ても良いのだろうか…
そう悩んでいると突然扉からノックが聞こえる
「ニーナお嬢様、失礼します」
「どうぞ」
「ニーナお嬢様、当主様がお呼びです」
「お父様が?」
「はい」
おっかしぃな、前世の記憶を取り戻す前までの記憶だとお父様は私に興味なんて無かったのに
あぁ扉の前まで来てしまった…憂鬱
2.5m程の扉をノックする
「入れ」
「失礼致します、お父様お呼びでしょうか?」
「あぁ、ニーナ お前に妹ができる」
「妹…ですか…」
「嫌がると思って今まで隠していたがそろそろ顔合わせをしても良いと思ってな」
成程、お父様が私に興味が無かったのは妹がいたからなのね
すると扉の方からノック音が
「し、失礼…します」
え?アルビノ?え?え?!歩いても大丈夫なの?体調は平気なの?
「ニーナ、お姉様…」
いや、ここは心が痛むが悪役令嬢の真似事をした方がいいでしょう
「あなた、名前は?」
「ら、ラーナです」
「ラーナね、余りわたくしに近付かないでいただけます?」
「え?…」
決まった〜
「おい!ニーナその言い方はないだろ!」
「いいえ、お父様このような貧弱な方がそう頻繁にわたくしに近づいては大変でしょう?」
「なぜ、ラーナの体が弱いと知っている…」
「見ればわかりますは、もう要はすみましたわね」
「失礼致します」
はぁ、使用人は絶対に部屋には入って来ないみたいね
ベットに飛び込む
それにしても、アルビノキャラクターが出て来る乙女ゲームなんて…あったわ
妹がやっていたわね、確か名前は…
『星を占う聖女はここに』通称星聖(せいせい)
主人公ラーナ・ウウェルエスはアルビノで別館で暮らし6歳の時に一つ年上の姉ニーナ・ウウェルエスに会う
ニーナ・ウウェルエスは白い髪にピンクの瞳のラーナを嫌いいじめていた
10歳になり社交界デビューをするもその容姿から陰口を言われ虐められた事により引き篭もるようになった
魔力を持つものは皆、16歳になると学園に通うそこは平民や貴族で優劣を付けない
その為、16になり学園に通い始めたラーナは平民の友達を作って日々を満喫していた
そんなある日四人+1の攻略対象に出会い恋に落ちる…
そしては私は大体死ぬ!
回避するには百合エンド第二王子ハッピーエンド友達エンドにならなければ行けない…が!
その辺は後々
「樹くんも一緒にここに転生してないかな…」