もう少し側に居て

side🖤

新メンバーとしてSnow Manに加入して数日。

俺、向井くん、ラウールの3人は、6人のメンバーと一緒にレッスンをすることになった。

💛「9人になって初めての振り合わせだからな。しっかりやるぞ」

岩本くんが真剣な眼差しで言う。

🖤🧡🤍「はい！」

俺たちは声をそろえて答えた。

でも、正直なところ、まだみんなと馴染めている気はしなかった。

レッスンが始まると、6人のダンスは息ぴったりで、一つの塊のように動く。

対して俺たち3人は、どうしても遅れたりズレたりしてしまう。

💚「めめ、少し遅れてる」

🩷「康二、そこはもっとメリハリつけて！」

💙「ラウール、足の角度意識して」

次々に指摘が飛んでくる。

🖤🧡🤍「すみません！」

俺たちは必死に食らいつこうとするけど、6人との差を痛感する。

🧡「……やばいな」

レッスンの合間、向井くんが小声で呟いた。

🧡「俺ら、ついていくのに必死やん」

🤍「でも、やるしかないっしょ」

ラウールが前向きな声で言う。

その時だった。

💜「お前ら、焦んなくていいよ」

深澤くんがふっと笑いながら言った。

💜「俺たちだって最初はグダグダだったんだから」

💙「そうそう。最初から完璧に合うわけないって」

渡辺くんが肩を叩いてくれる。

💛「でも、ちゃんと追いつく努力はしないとな」

岩本くんの言葉に、俺たちは大きく頷いた。

まだぎこちないけど、俺たちは9人での第一歩を踏み出した。