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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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和泉はすぐネットで高麗人参を探して注文してくれたんだけど、届くまで少しかかるって。
ワシは、高麗人参を食べても治るのはちょっとずつな気がしてた。今回直ったのもちょびっとだから、髪の長さ大きく変えられるとか、似た体格の姿になれるとか、そういう段階を踏むんだろうなって気がした。
だから、もう少し今の体と付き合うんだろうなって。
ちょっと前まで、今のこの姿をちゃんと鏡で見たことなかった。変だと思ってて、恥ずかしかったから。
でも、前に自分で今の身体に合う服を買い足しに行った時。星野さんにかわいいって言われて、和泉にも美人とかきれいとかかわいいって言われた後だったから、もしかしたらワシの今の姿、そんなに変じゃないのかも? と思った。
だから、試着室の鏡で、初めて自分の姿をじっくり見てみた。
割とマシな見た目だった。あと、確かに結構女に見えた。
女に見えるならスカートとかも変じゃないのかな? と思って、部屋着に加えて涼しそうな白いワンピースも買ったんだけど、いざ試着室の外で着るとなると気恥ずかしくて、買ってから着てない。でも、もったいないよなあ。
その日、夕飯も風呂も済ませて、和泉とソファーでまったりしてる時。ワシは、和泉に頼んだ。
『あのさあ、こないだ買った服で、外に着てけそうなのもあるんだけど、着ても変じゃないか見てほしい』
「ん? うん。どんな服?」
『涼しそうな感じのスカート』
「ん? スカート恥ずかしくなくなったの?」
『今の姿、鏡で見たらかなり女だなあって思って、見た目的には変じゃないなと思って。スカートのほうが涼しいから』
「そっか。似合うと思うよ、着ておいでよ」
『うん、ありがとう』
和泉の言葉に背中を押された気がして、ワシは早速洗面所の脱衣所に行って、着替えてきた。
『どうだ?』
和泉に見せたら、和泉は一瞬すごく目を見開き、それから呻くように言った。
「……何かの間違いじゃないかと思うくらいかわいい、青春映画の主人公になれそうなくらいきれい」
『そ、そんなにか!?』
「だって、白ワンピの女の子って夏のアイコンじゃん! それそのものじゃん!」
よくわかんないけど、夏っぽい服でいいってことかな?
『じゃあ、これで外歩いても変じゃないか?』
「全然変じゃない、まぶし過ぎるくらい」
『じゃ、合うサンダルも買ったし、外に着ていくかあ』
姿変わってすぐは、和泉が自分のクロックス貸してくれたんだけど、やっぱりブカブカだったからなあ。買い物とか、和泉との散歩とかに着ていこうっと。
コメント
1件
わあ、千歳さんが白ワンピース着るシーン、すごく可愛かったです…! 鏡で自分を見て「マシ」って思えるようになった心の変化と、和泉さんに背中押されて勇気を出す感じが、じんわり温かくて。和泉さんの「青春映画の主人公」って台詞、まさにその通りだなって思いました。自分の姿を受け入れていく過程が丁寧に描かれていて、読んでてほっこりしました。素敵な番外編をありがとうございます🤍