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ー朝ー
水「桃ちゃ~ん…?」
水「ねぇ朝だよ~?起きてよぉ~」
大好きな声のような声が聞こえる。
桃「ん”ん”~…」
この声はもう聞けないはずなんだけどな。まだ夢から覚めてないのか。俺は。
水「も~!!早く起きてよぉ~!!ポコポコ」
可愛らしい声の持ち主が俺のお腹辺りを優しく叩く。
桃「だれ…」
水 「桃ちゃん…?何言ってるの、水だよ」
桃「…水ッッッッ!?」
全く理解が出来ない。頭が追いついてない。なんで水がここにいるんだ…?
水「う、うん水だけど…どうかした?怖い夢でも見た?」
桃「これが夢じゃなくて…?」
怖い夢…というかよく分からない。
桃「…水…?今日って何日…?」
水「今日…?今日は”4月20日”だけど…」
4月20日。おかしい。昨日は4月27日だった。
桃「タイムスリップ…?」
4月20日は水が亡くなる2日前。仮に本当にタイムスリップしたのならば、2日後にまたあの光景を見ることになる。
水「たいむすりっぷ…?何言ってるの桃ちゃんw今日なんかおかしいよ?」
俺がおかしいのか?でも過去に戻れたのならば、
あの光景なんてもう見たくない。だから絶対に助ける。
水「ほら!早く準備して学校行くよ!」
そうだ。今日は学校なんだった。とりあえずこのまま変なことを言っても意味が無い気がする。普通を装おう。
桃「…わかった!準備する!」