台に乗る
縄を吊り下げる
それを首にかけて
あとは台を蹴るだけ
「貴方は十分運が良いのに」
その言葉が、静寂を切った
死のうとしていたのに、何故かその言葉が不快に感じなかった
「貴方は生きる権利が有ったのに、何故その権利を捨てようとするのですか?」
気分を害されないので、その言葉も無視して足を動かそうとした
だが動かなかった
掴まれていた
「その権利は私がずっと求めていた物だ。」
だからなんだと言うのだろうか
「貴方は私を知っているでしょう?私自信でも分からない事迄全て……!!」
あぁ、そうだ、まさか……
視界が暗転する
それから目が覚めたら、薄暗いいつもの寝室だ
ただ、久しぶりに夢を覚えていた
起きてすぐに、枕元のiPadを起動する
そして、資料を見る
「……そういやそういう設定あったなぁ、コイツ……」
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夢?