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主🪼 「伏線回収開始!上手くできてるかな…?」
***
👑視点
ー?年前ー
小学生高学年あたりから施設で育っていた。
こさめちゃんと同じような環境
最近に両親が他界し、1人のところを預かってくれた。
そこで何年かは過ごしていたけど、中学生、突然胸がキュッと苦しくなったのだ。
苦しくて痛くて泣いていると、駆け寄ってきてくれた友達が施設の大人を呼んでくれた
意識が空な時、思春期だからなんて思っていた.
そのまま病院に連れてってもらったけど、
「余命…少ないですね…」
中学2年生という、まだまだ幼い頃。
告げられたのは短い余命だった。
海外留学後だったから、そのせいなのかとも思った。
だけど原因は不明。
そんな仕打ちと持っても5年というタイムリミットが告げられたのだ。
実際中学生に入ってから、体が変に震えたり、鼓動のリズムがバラバラだったり
違和感はあった
海外留学の時、すちくんが手を握ってくれた時だって…
怖くて震えていたんじゃない…
確かに不安だったけど…
勝手に震えていたのだ
***
それから早く引きこもるようになったと思う
(「みこと〜…大丈夫?あそぼー?
👑🎼 「…」
(「みことー?
たまに友達は来てくれたけど、察した大人たちは、俺をなるべく1人にしてくれた。
余命宣告…
アニメでしか見たことなんてなかった。
実際自分がなると、何をしていいかわからなかった。
死ぬまでにやりたい100のこと〜とか?
やりたいことか……
あの日、優しい笑みで優しい体温をくれた
あの人《すちくん》に会いたい…
あの短期間で堕ちたから、最期の最期まで、一緒にいてほしかった…
***
再び再開した時はキリッとしてたけど、
俺の前では溶けてくれる。
特別感を感じた。
特別だと思ってしまったのだ。
だからこそ、誰にも取られたくない。
生まれて初めて、独占欲を知った。
人は、死ぬ間際に大切な事を知るらしい
きっと、すちくんへの他とは違う気持ちだろうか。
すちくんの受験が合格して…
本格的に恋人らしいことして…
俺も一緒の大学に通って…
みんなで…幸せに暮らして…
そんな戯言が実現したらよかったのに…
👑🎼 「(笑)…」
怖いな…タイムリミットって…
死にたくない
まだ生きていたい
そんな気持ちでいっぱいだった。
🍵🎼 「…みこちゃん…、?」
少し熱い顔
少し息の荒い呼吸
すちくんが起き上がって、
頬に触れてきて
ようやくわかった…
俺…泣いてる?
👑🎼 「あれ…何で…(ポロポロ」
🍵🎼 「学校でなんかあったの、…?」
👑🎼 「…ううん…無いよ…」
👑🎼 「何もない…」
👑🎼 「ごめんね…でも眠かっただけ(笑」
施設は卒業する連絡を入れた
俺の私物は寄付してもらった
親がいない.じゃなくて、
家族がいる
そうやって思いたかったから
だから…
すちくんには話せない…
みんなにも話せない。
でも、話さない方が心配かけないよね
👑🎼 「すちくんも眠そうだね。」
🍵🎼 「朝から勉強バテた…」
👑🎼 「そっか、仮眠とる?」
🍵🎼 「…ちょっと」
👑🎼 「じゃあ、夜ご飯になったら起こすね」
🍵🎼 「ありがとう」
眠い目を擦りながら、布団に入っていくすちくんを見届けて、
俺は部屋を出た
主🪼 少し間が空いてすまない🙏