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「いーさぎ。今晩、部屋行くから、さ」
練習中、潔世一はすれ違いざま、耳許で蜂楽廻にそう声を掛けられた。
「え……」
潔が返答するのを待たずに、蜂楽はドリブルで去って行った。
「ばちぇらまで……昨日の今日で、また……?」
ボールを両手で持ったまま、潔は凍り付いた。
「今日も、アンドロメダまで飛ばすぜぇーーっ!」
蜂楽は呑気に、いつもの調子でゴールネットを揺らしていた。
潔はその夜、着ているだけで疲労回復するという、機能性の高いスウェットを身に着けたまま、ベッドに座って蜂楽の訪れを待った。
やがて、そのときがやって来る。
「潔、来たよー!」
潔がドアを開けると、そこには同じウェアを身に着けた蜂楽が立っていた。
「こんばんにゃー」
ニコニコと、手を振っている。
「おっじゃましまぁす」
「あ……」
潔が通す前に、蜂楽はずかずか部屋の中に踏み入った。
「ふぅ」
やれやれ。
蜂楽は自由奔放で、常時こんな感じだ。
「何しに来たんだよ」
分かりきっているが、とりあえず聞いてみる。
「何って、セックスしに来にー。潔はみんなのオモチャってことで、全会一致したからさ。夜はヒマだから、丁度良かったぁ」
「せ……」
開けっぴろげな蜂楽に、潔は言葉が継げなかった。
「潔といちばん仲良いのは、おれなのに、凪っちがじゃんけん勝っちゃうからさぁ。処女は取られちゃったー」
確かにブルーロックで最も仲が良いのは蜂楽だ。 いちばん長く一緒にいるし、よく話す。
自然と、コミュニケーションが取れている。
「潔、こっちこっち」
蜂楽は早速ベッドの隅に腰を下ろして、ぽすぽす隣を叩いている。
そこに座れと言うことらしい。
潔は吐息して、指示通りに蜂楽の隣に腰を下ろした。
「前置きは野暮だし、さっさと始めよっか」
蜂楽が潔の肩に腕を回す。
「ン……」
チュッチュと、蜂楽は鳥が餌をついばむみたいに、軽いキスを繰り返した。
「んふ」
くすぐったくて、潔は肩を揺らした。
だんだん、接触するだけだったのが、食むように歯を立てるようになり、唇を引っ張るようになる。角度が変わって、口内に舌が侵入してくる。
油断していた潔は、いとも簡単にそれを許してしまう。
「ン……ン……」
蜂楽の舌もまた熱く、燃えるようだった。
細く、長い舌で、鞭のようにしなる。潔の口腔内を荒らし回って、舌根を攻撃する。
「ンア!」
潔が反応したので、そこが弱点だと悟った蜂楽が、ほくそ笑んだ。
蜂楽の舌がしなって、舌根ばかりを集中攻撃する。
潔は全身を硬直させて、それに耐えた。
蜂楽が潔の上半身を倒して、覆い被さってくる。
上から落ちてくるような舌が、潔の中で、縦横無尽に駆け巡る。
どんどん、送り込まれてくる唾液は甘く、潔はそれを飲み続けた。
蜂楽の舌は逃げると追いかけてくるのに、追うと逃げる。掴み所が無い。
「ん、んあ……」
唇が離れて、まだ潔を見下ろしたままの蜂楽の顔を、霞んだ視界で潔は見た。
「なンで、優しくすんの」
「だって、これがおれの流儀だもん」
蜂楽がにっこり笑う。
「キスは、恋人と……好きな人とするもんだと思ってたから」
優しくされると、勘違いしてしまう。
「おれのこと、好きになってよ。せめて、今夜だけ」
蜂楽がシャツを脱ぎ始めた。
あっけらかんと下も脱いで、全裸になってしまう。
細いのに、筋肉のついている、屈強な身体。
「潔も脱ごー」
蜂楽が潔のシャツをまくり上げて、頭と腕を通して脱がしてしまう。
「お?」
潔の鎖骨辺りに、歯型の跡が付いているのを、目聡く蜂楽が見つけて、問い詰める。
「なに、これ。もしかして、凪っち?」
「……うん」
カァァ。
他人との情事を見盗まれたようで、潔は羞恥心に見舞われた。
「なーんか、ムカつくなぁ。よおし、じゃ、おれはキスマークつけちゃお」
言うが早いか、蜂楽は鎖骨からうなじにかけて、潔の肌を強く吸っていった。点々と紅い跡が花開いて散っていく。
「ん、んあ、ん」
潔はちょっとした痛みとくすぐったさで、身を揺らした。
「潔の肌、つるつるの、すべすべー」
蜂楽が潔の腕や胸をまさぐって、頬をすりすり擦り付ける。
そして、胸の突起に引っかかったとき、それを口に含んだ。
「ひあっ!」
乳首を強く吸われて、潔は飛び上がった。
蜂楽はチュウチュウと哺乳瓶でも吸う赤子のように、潔のそれを吸った。手で乳暈を揉み込み、何かを搾りだそうとするかのようだ。
もう片方も、手で悪戯される。
「あ、ああ、ばちぇら……そんな、吸ったら……」
「んー?」
蜂楽が上目遣いに見上げてきた。
「そんな吸っても、なんも、出ない」
「揉んで、吸ってたら、ミルクが出るかもしんないじゃん」
口を離した蜂楽が言った。
「探偵ナイトスクープで、お乳が出る男の調査やってたもん。なんか、左の乳首からだけ、お乳が出る男の話」
なんで、そんな回見てるんだ。
「なんも、出ないからぁ」
潔の抗議は無視して、蜂楽は反対側の乳首を吸い始めた。
「ああ、ばちぇら、ばちぇら……!」
乳首をしつこく虐めていた蜂楽が、ようやっと口を離した。
潔の乳首は真っ赤に腫れ上がって、ぷっくり胸が膨らんでいた。ちょっとした幼女みたいになってしまった。
「潔ぃ。おれの名前は、ば・ち・ら」
「ばちぇら」
「なんで、そこだけ舌っ足らずなの。外人みたいじゃん。ま、かわいーからいいけど」
「ばちぇらぁ」
潔は下が苦しくて、蜂楽に助けを求めた。
「ん。あ」
それに気付いた蜂楽が、布地を持ち上げて、テントを張っている潔の下半身に目をやった。
「もう、勃ってんの? 濡れてるし」
蜂楽が、潔のそこに顔を寄せて、くんかくんかと匂いを嗅いだ。ピンと指で弾く。
「ひあっ!」
「これは、治療が必要だ。おれの中の『かいぶつ』がおまえを犯せと言っている」
蜂楽がくそ真面目な物言いで、潔のパンツを引っ張って剥いだ。
「濡れ濡れ〜。元気だねぇ」
現れた、半勃ちの先走りでしとどに濡れた潔自身を見つめて笑うと、パクッとおやつでも食べるみたいに、口に含んだ。
「ふわっ!」
潔はされるがまま、蜂楽に身を任せた。
フェラチオは嫌いじゃない。それは、凪で証明済みだ。
蜂楽は潔の怒張に、丁寧に奉仕する。裏筋を舐め上げ、浮いた血管をなぞり、カリ首を撫で回す。亀頭を優しく宥めたあと、一つ目を尖った舌の先で抉られる。
「ふ、あ、あ」
もう少しでイケる。イケそうだ、という絶妙なタイミングで、蜂楽が口を離した。
「あ、ああ。なんで……」
潔は名残惜しく、離れる蜂楽を見ていたが。
「これ、なーんだ」
蜂楽が、何かを取り出した。
手には、鈍色の指輪のようなものが光っていた。
いや、指輪と言う割には太すぎる。
「なに、それ?」
潔が純粋に尋ねれば、
「ペニスリング」
と、蜂楽が答えた。
「えっ!?」
なんでそんなもの、持参してるんだ。
蜂楽は、もう少しの刺激ばかりで暴発するという状態の潔のモノに、それを嵌めた。
「潔の為に特別に準備したよ! 似合ってる」
ペニスリングはみっちりとペニスに食い込んで、潔の射精を阻んでいる。
「は、外してくれよ! これじゃあ、イケない。苦しい!」
「だーめだよ」
ペロっと、蜂楽は舌を出した。
「後ろの具合はどうかな〜?」
蜂楽は潔を転ばせると、両膝裏を抱えるよう指示してきた。
潔がそのようにすると、カエルみたいな恰好になった。
「おーおー、良い眺めー」
絶景かな、絶景かな、とおどけたのち、蜂楽の興味が丸出しになった潔の菊座に移った。
窄まりを、ツンツンと人差し指で突く。
「ちょっと、柔らかいね」
それは、昨夜、凪とヤッたばかりだからだ。
「でも、キレーな白桃色してる」
「そんなの、知らねーよ」
自分の尻の穴なんて、見たことある訳がない。
「じゃ、遠慮なく」
蜂楽は言葉通り、潔の菊座に舌を這わせた。ペロペロと犬みたいに舐められると、くすぐったくて、潔は身悶えた。やがて、奇妙な感覚に襲われる。これまで感じたことのない、違和感。
確かめて見ると、蜂楽が尖った舌を肛孔にねじ込んでいるではないか。
「そ、そんなとこ、ばちぇら!」
「んーんー」
蜂楽は尚も舌を奥まで沈めて、潔の身体を開く。
「あ、あ、あー」
舌の刺激は微妙過ぎて、却って辛い。今は、もっと大きな刺激を潔は欲していた。
ともかく、前の縛めをどうにかしてほしい。
「もう、そろそろ、いっかな」
蜂楽が、濡れた口もとを拭って、己に手を添えた。
顔に似合わぬ剛直で、潔を一突きにした。潔の後ろは難なくそれを受け入れてしまう。
「ひあうっ!」
「うっわー、きっつー」
蜂楽が、折り重なるように、潔の下半身を折り曲げ、挟んで行為を開始した。
ズボッズボッと抽挿を繰り返す。
「あっ、ああ、あああ!」
揺らされて、潔は待ちわびた快楽を得る。前は苦しいままだが、確かな雄の悦びがある。
「これは、すごいや。みんなでシェアしなきゃ、もったいない」
蜂楽が、ガンガン腰を打ち付ける。
「うん、ああ、気持ちい。ね、よいち」
「ふあっ!」
「あれ? 今、締まった。名前呼ばれると、感じるの?」
「わかんな……」
潔は涙と鼻水でぐちょぐちょだった。
もう、下半身が辛抱堪らずで、訳が分からない。
気持ちがイイ。もう、堪らなく。
「よいち、よいち、よいち!」
「ばちぇらぁ、ばちぇらぁ……!」
全身が性感帯になったように、潔はビクビクと震え、足の指を開いたり、閉じたりを繰り返していた。
「メスイキアクメ、キメる?」
「う、うんっ!」
蜂楽の手が潔の前に伸び、ペニスリングを外した。
瞬間、
「はあああん!」
潔は身も世もなく、極めた。
「あああ、ああああ!」
塞き止められ続けた後の放出は、激しく、また、長かった。
それに釣られるように潔の直腸が複雑な動きをし、蜂楽自身を締め付けた。
「うわ、イクっ!」
蜂楽が、潔の最奥で果てた。
「くはあああ」
その熱さに、潔は身震いした。
「中出ししちゃった」
テヘペロ。と蜂楽が、おどけた。
熱が引く様子はなく、宴は続いた。
ここはブルーロック。
飢えた狼が跋扈する、青い監獄。