莉羽side
さっきから瑠々はうんとしか答えてくれない。多分だから質問しずらいその時ファミレスの店員さんが来た。
【お待たせ致しました。チョコパフェといちごパフェとフライドポテトとパンケーキでございます。後ゆっくりどうぞ!】
「ありがとうございます。」
3人で)いただきまーす。
「あれ?瑠々パフェ食わねぇ〜の?」
「え?あっ、食べるよ^^」
「早く食わねぇ〜とアイス溶けるぞ?」
「う、うん。いただきまーす」
「ねぇ、瑠々これ聞いていいかわかんないんだけどさ、何なあった?」
「え?なんで?」
「さっきから元気ないから何かあったのかなって思って」
「ううん。なんでも無いよ。気にしないで」
「瑠々がそうゆうなら深くは探らないけど、何なあったらすぐに私に言うんだよ。」
「うん。ありがとう莉羽」
私たちはそうこうしてる間に食べ終わり
4人で)ご馳走様でした。
スマホで時刻を確認したら17時30分になっていた。
「やべぇ、もうこんな時間かよ。俺らさっさと帰ろうぜ」
「うん。そうだね。」
「ねぇ、莉羽と絢都と和希先に帰ってて私寄るところあるから、また明日ね」
「え?瑠々!?」
私は見間違えだろうか、瑠々の横顔を見た時泣いてるように見えたのは…私は居ても経っても居られなくてそのまま瑠々を追いかけた。男子2人を置いて
「瑠々待ってよ。」
瑠々はわたしより足が速いから追いかけるのもやっとなのだ。
「ねぇ、瑠々お願い止まってよ。」
そう言うと瑠々は徐々に止まってくれた。
「なんで、なんでよ!」
「え?瑠々どうしたの?」
「どうしたの?じゃないよ!なんで莉羽とうちはこんなに違うの?私も同じ女なのに」
「瑠々さっきから何言ってるのかわかんないよ。私が言ったことにうんしか返さないし、私今の瑠々の気持ちなんてわかんないよ。瑠々が今思ってることを私に全部吐き出してよ!! 」
「莉羽は、良いよね。顔も声も身長も性格も良いし可愛いから」
「それは瑠々だって」
「うちだって元々から可愛く生まれたかったよ。でも、莉羽より可愛くないし、身長だってこんなんだし…」
「それは違うんじゃねぇーの?」
「え、?」
「どうして、絢都くんに和希くんまでいんの?」
「2人が走って行ったから心配になって追いかけて来た」
「なるほど、で?何が違うのよ。」
「俺さ、思ったんだけどさ、莉羽の可愛さと瑠々の可愛さは違うよ。だってそうだろ?」
「確かに、瑠々のいい所もあれば悪い所もあるし、莉羽のいい所もあれば悪い所もある。和希はそう言いたいんだろ?」
「ちょ、お前いい所取りしやがって、簡単に言えば人それぞれだと思うよ。莉羽の身長が好きな人もいれば、瑠々のような身長が好きな人もいる、莉羽の性格と瑠々の性格は違うけど、それでも2人は保育園の時から一緒にいるんだからそこは分かるだろ?」
「確かにそうだな。オレだってお前ら3人と居るけど、和希とカッコ良さは違うし、性格も好みも違うだからありのままの瑠々でいいとオレはおもうけどな?」
そう言って絢都くんが瑠々を慰めてくれた。
「うん!そうだね。ごめんね莉羽」
「大丈夫だよ。じゃ、一緒に帰ろうか?」
「うん!」
この時の私はまだ知る由もなかった。
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