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4 - ciem

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2024年06月21日

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ここ数日雨のせいでヤムチャってる作者ですどうもこんにちは。

いやぁ…梅雨嫌ですねぇ……ジメジメするし頭痛くなるし体だるいしなんか知らんけどくしゃみめっちゃ出るし………

…てことでそんな嫌な気分を抹消する為に今回は可愛いウブ(多分)なお二人のお話です。





では、どうぞ……













ciem【ちゃんと教えてよ、先生】








低めの落ち着いた声が公式の説明や応用の仕方を読み上げていく。その声はとても心地よくて、ついつい眠たくなる。

でも大好きな先生の声や表情を脳に刻み付ける為に頑張って瞼を持ち上げる。


なんだかぼーっとしてしまって…ふと、ずっと気になっていた事を口にしてしまう。



「な〜、エミさんって彼女とか居んの?」



やってしまったと思った。聞いといて何だが正直聞きたくない。いくら春無だとからかっていても彼は普通に、いやかなり美形だ。彼女くらいいつ出来てもおかしくない。

先生はピクりとペンを走らせていた手を止めて、ゆっくりとした動作で顔を上げる。怪訝な顔をする先生の瞳と俺の視線がかち合う。


……やっぱ綺麗やなぁ



「怒られたいんですかチーノ君?」


「ちゃうってぇ〜」



安心して何時もより機嫌のよさそうな声がでる。

いや…マジで良かった……。


先生が少し呆れた様な顔をして「どうせ私は春無ですよ」と不貞腐れた様な声をだす。

いや可愛すぎん?



「そんな事よりも集中してください。はい、問三問(2)の答えは?」


「(3x+2y)の2乗でぇ〜す」


「正解です、よく出来ました」



わしゃっと、先生の大きな手が俺の頭を撫でる。

おいおいそんなんで俺が喜ぶと思ってんのか?大正解だよめちゃくちゃ喜ぶよ!!だからもっとやって!!




「……なぁ…先生」


「おや、チーノ君が私をちゃんと先生と呼ぶなんて…珍しい。どうしました?」


「前半部分は余計やってぇ」



「……好きな人に振り向いて貰うのって、どうしたらええん?」


「……それ私に聞きます?」


「んははっw!!……じゃあ、エミさんはどんな事されたら相手の事好きになる?」


「そんなん分かりませんよぉ…でも、好きな人には何されても嬉しいんちゃう?」


「ん”〜〜……!!参考にならん!!」


「五月蝿いですね。私に恋なんて教えられませんよ」



エミさんは勉強とか、色んなこと教えてくれるけど、恋に関しては何も教えてくれない。

答え合わせだって…きっと、ずっと先だ。










(可愛い教え子がこんな悩んでんねんで?)












……なぁ、ちゃんと教えてや












先生

















やっぱエミさんには教職がよく合いますね。まぁ元塾講師やったらしいですからねぇ…今回はエミさんがチーノの家庭教師をやってる話ですね。エミさんが大学2年、チーノが高校3年のイメージかなぁ…?

個人的に先生に良い思い出ってあんまり無いんですけど、エミさんみたいな先生が居たらめちゃくちゃ楽しそうですよね。というか推しが先生やってるってだけで正直死ねるよね、うん。


あ、気分が向けばネタ提供していただけるとものすごく嬉しいです。









では、また次の作品で……














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