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今日は全く眠れなかった…。
昨日の事があったからかもしれない。
時計は現在4時を示している。
「早すぎる…!!今起きても意味ないにぇ……。」
今夜は熱気がすごく、暑さが身に染みる。
湿気も多く、全く涼しくない。
ふと窓を見つめてみる。
ほんのり明るさが増してきた。
淡い青空が一面に拡がっている。
すいちゃんの髪の色のように青色で、清々しく澄み渡っている。
小鳥の囀りと時折通る車の音が心地よく響く。
しかし、この音は更に暑さを増しているかように感じる。
「おかあたん寝てるかなぁ……。」
「流石に寝てるかぁ…。」
ぽつんと呟くと、携帯を弄る。
流石にすいちゃんは起きていないだろうと、LINEはせずに、YouTubeを見る。
YouTubeを見ていると、あっというまに5時半になっていた。
学校に行く準備をして、家の扉を思いっきり開け、学校へ行く。
登校すると、すいちゃんの靴がもう先にあった。
「すいちゃん…もう居るんだ!」
足取り軽く教室に向かう。
「すいちゃん—-おはよ!!」
「おはよー。」
気怠げな声で挨拶するすいちゃんを見てなぜだかほっこりしてしまう。
「今日全く眠れなくてさぁ…。4時に起きちゃってw」
「すいちゃんに連絡してくれば良かったのに…」
とすいちゃんが残念そうな顔で話しかけてくる。
「寝てそうだったからさぁ!!失礼かなって思って」
「実際寝てたけどww」
「おい!!それじゃダメじゃねぇかよ!!」
こんな他愛のない会話をする時間までが愛おしく感じてしまうのは何故だろう。
しばらく会話をすると友達達が入ってくる。
やっぱり今の時間は7時だった。
授業は7時半から始まるから、30分位は暇だった。
色々な人がすいちゃんに駆け寄る中、
1人の女の子がこちらに来る。
〇〇ちゃんだった。
〇〇ちゃんは、すいちゃんの転校してくる前、一番仲が良かった女の子。
「みこみこ!!」
「ぁ—!!〇〇ちゃんじゃぁん!!」
「最近喋ってなかったよねぇ…」
「そうだにぇ!久々に喋れて嬉しい!」
久しぶりに話す。
だからこそ少し興奮が止まらなかった。
すいちゃんは他の友達と喋ってるし
こちらに気づいてもいない。
「久しぶりに少ししゃべる?」
「そうだにぇ!授業時間まで結構あるし、自動販売機にでも行く?」
とみこが誘う。
すると〇〇ちゃんはとても嬉しそうにうん!と頷いてくれた。
またすいちゃんとは違う可愛さがある。
女の子はだいたい可愛い。((
自動販売機に行って、みこがお茶を買う。
〇〇ちゃんもみこの真似をしてお茶を買った。
「転校生の星街さんが来てからあんま喋ってなかったよね!」
「うん!結構手のかかる子だから一緒にいてあげないと行けないし…。」
「そうゆう子なんだ!」
「そうなんだよにぇ…疲れるわ…。」
「みこみこがそうやって疲れるの珍しいね!普通みこみこの方が手がかかるのに…」
「ぉ!?今なんつったか!?」
「いや……なんでもない。」
「なんか言っただろぉ!?」
「ごめんねww」
「煽ってんのかぁ!?」
すいちゃん視点
7時になると友達が沢山入ってきて、私の方に駆け寄ってくる。
「星街さん—-!!」
「好きな物って何かあるの!?」
「弱気の星街さん見せてよ!」
「弱気はやだよww」
乗り気で会話しているが、結構疲れる。
ふとして、みこちの机を見る。
みこちがいない。
どっか行ったのかなって流そうと思ったけど、気になりすぎて仕方ない。