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コメント
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ーーもう、何度この光景を見たかわからない。
ただ傍観する“母親”に、私に当たり散らかす“父親”
(…もう、なんの感情も湧かないな)
最後に笑顔だったのはいつだろう。
褒めてもらったことはあったかな。
いつからこうなってしまったんだろう。
………もう、戻れないの？
(…違う。)
本当は認めたくなかっただけ。
思い出したくなかっただけ。
より辛く、なんてなりたくなかった、から、
(迷惑、だった)
(隠し通せばよかった)
(怯えられるのは判っていただろう。)
じゃあ、何故？
あ……
褒めてほしかったからだ。
認めてほしかったからだ。
止めてほしかったからだ。
その判断が、*悪化させたんだ*。
現状を。両親を。環境を。何もかも、すべてを。
そして、私の心も。
そして私は………………
逃げた。全て壊して。
まずは親を殺した。
元々、虐待してきた親だ。なんの感情も湧かなかった。
次に子供を全員殺した。
…昔、友達だった人もいたから、少しだけ、罪悪感を憶えた。
最後に大人も全員殺した。
まるでゴミを見るような目で見てきた奴らだ。
どうだ。お前らがゴミと思っていた存在に殺されるのは。
村の財産は貰った。
私は神から力を承ったのに。
悪魔なんかじゃない。
違う…チガウ…。
いや、いっそ。
悪魔を越えてやればいい。
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