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はっぱ
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#魔法学園
めんだこ🐙
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「何してんだっ!離れな…さいっ!!」
私はドンと背中を押されて、歩道に投げ出された。
だ…誰?車のライトが逆光になっていて、よく見えなかった。
「おいガキ!!しにてーのかっ!!」
トラックの運転手が窓を開けて怒鳴った。怖い…!私は好きであんな所にいたわけじゃないのに。
「す、すみませ…」
「チッ」
私が平謝りをすると、トラックの運転手は舌打ちを聞こえるように大きく鳴らして、トラックを再び発進させて去っていった。
「うう〜〜っ…ぐすっ…」
恥ずかしさと怖さが混ざり、私は座り込んで泣いてしまった。
「ねぇ、ねぇってば。顔上げなって。怪我はない?救急車呼ぶー?」
声の主の顔を見られない。
ただでさえ地味なオタクだ。そんな顔なんて、誰も見たくないでしょう。
「その…み、見ないでください」
私は認めたくなかった。今声を掛けてくれている人が、確かにあのアイドル、ヨリトンだということを!夢の中でも良いから会いたい、という願いは、事故から庇われるという変な形で叶ってしまいました。
現実のヨリトンは、私の事なんて見えてないはずです。キラキラメイクも、頑張ってしたおしゃれも似合わない私の事は、きっと眼中にないでしょう。
夢の中でなら、好き勝手に出来るわけでは、なかったみたい。早く覚めてよ、恥ずかしくて自分がいたたまれないから。
「オレがディフェ…なんとかだったら、もっとカッコよく助けられたのに。なんてねっ」
「ディフェ…なんとか?」
これもまた、どこかで聞いたことがある。政府や警察、消防、自衛隊とは別に、街を守るヒーロー、防御戦隊がいると。※この小説の世界ではヒマリたちは防御戦隊ではない
「やっと顔を上げてくれた!怪我は無いみたいで…よかった」
そんなのじゃなくたって、とっくにあなたは私のヒーローですよ。ヨリトンが至近距離で、メガネを通して私の顔を覗き込んだ。推しのアイドルが自分のことだけを見ているなんて!心臓がバクバクする。
「あれっ、君は…いつぞやのミート&グリートで、めちゃくちゃキンチョーしてた…『ひまりん』さん?」
バレた!こんな所で、知られたくなかった。現実だったら、スキャンダルになるけど夢の中なら…ヨリトンと仲良くしてもいいよね?
「そ、そうですっ。ひまりん…こと、百代陽葵といいます、です」
「改めて、オレの名前は高橋頼朝。エールローズのドラム担当…なんてねっ」
ヨリトンは照れ隠しするときに、決まって語尾に[なんてねっ]を付ける。
え、もしかしてヨリトン…私に対して…緊張してるの……??
コメント
1件
いやもう、こんな出会い方ある?!って思わず声が出ましたよ。トラックに轢かれそうになったところを推しのアイドルに助けられるなんて…現実ならスキャンダル級なのに、夢だからこそ許されるこの距離感がたまらないです。しかも「なんてねっ」の照れ隠し、ヨリトンも緊張してるっぽいのが可愛い。防御戦隊の単語も気になる伏線ですね。