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はっぱ
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#魔法学園
めんだこ🐙
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「………」
「……っ」
私とヨリトンは一瞬気まずくなった。大体、話し下手な私のせいなんだけど、ホントにごめんなさい!
ヨリトンは安心した表情で話し始めた。
「今までに無いくらい、身体が自然と動いたんだ。こっちがケガしたら、ドラマー生命に響くのにさ」
それもそう。ファンだとしても、自分の身を挺してまで庇うことはないんだから。夢の中だから、都合よく来てくれたに過ぎないんだ。
「た、助けてくれて…ありがとうございました。それじゃ、……さよなら」
これ以上、夢に甘えてたって、目が覚めたら全てがウソになります。
嬉しい気持ちと悲しい気持ちがごちゃまぜになった。
ヨリトンは私の事なんて気にしないで元の生活に、戻って…。それが一番良いんだ。
私は推しに深くお辞儀をして、背を向けて、家へ帰ろうとした。
「そのキーホルダー!」
ヨリトンは呼び止めた。
「一番最初の物販で売ったやつだよね。今はもうどこにもないレア物。オレたちの名前が箔押しされたトレーディングアクキー。懐かしいな〜」
語りたくなる衝動を、必死に抑えて、私は歩き出した。今回は震えながらも、地面を踏み込む感覚があった。
現実
「はっ!、い、今何時!?」
目が覚めた後に時間を気にするのは、真面目な高校生ならよくある話で。
街中で制服姿で歩いていたはずが、自室のベッドの上で、私はきちんとパジャマを着て寝ていたのだった。
スマホの時計を見ると午前6時、あと30分で設定していたアラームが鳴るところだった。
しばらく心臓のドキドキは止まなかった。推しが近くにいたのに、夢ですらまともに会話できずに自分から別れてしまうだなんて。
何はともあれ、所詮夢だ。今夜は別の夢を見るんでしょう。ヨリトンに会えただけで、幸せだと思わないと。
その後、学校でもずっと上の空だったのは言うまでもなかった。
「百代さーん、このプリントを社会科準備室に持って行ってほしいんだけど…一生のお願いだから!」
クラスメイトがいじられキャラの私をパシろうとする。ここは普通に答えてあげて……
「いやです!」
今私、なんて言った?
「……ノリ悪っ。まあいいや、行こ」
クラスメイトが去った後、一限目を遅刻して、休み時間に来たムラサキさんがその様子を見ていたようで。
「やったじゃんヒマリ!言い返したじゃない」
「えっ、え…?」
「そんな強気に出れるなら、いつもそうした方が良いよ、自分を守るためにも」
たまたまだったのに〜!?
コメント
1件
夢で推しに背を向けたのに、現実のヒマリちゃんは自分に背を向けず「いやです!」って言えちゃったのが最高でした。夢の中の出会いが確かに何かを変えたんだなって。レアなアクキーにヨリトンが気づいたのも気になるし、これからどう転ぶのか楽しみです。