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タラレバ物語【夢】第三章 ③
💚亮平の夢💚
翔太💙『ねぇ亮平の夢ってなぁに?』
〝何いきなり?〟
都内に迫り来る台風。首都東京は少しの気候変動に弱い。台風上陸に備え何処の企業も休業を余儀なくされた。俺らの事務所もそれに続いた。蓮と涼太はそれぞれ実家に帰ると言ってマンションを後にした。思いがけず2人きりの時間を過ごしている。
急にぽっかり空いた夏休み。暇なのだろう翔太から不意に投げられた質問に思考を巡らせた。
亮平💚『ん?・・・何だろっ?天気予報士の資格もとれたしデビューも夢叶ったし・・・』
翔太💙『俺は?亮平の夢に俺入ってる?』
翔太?俺の夢にどう関係してくるんだ?さながら涼太は〝翔太の夢は俺の夢〟なんてジャイアンばりに声高に叫んでそうだ。
蓮は・・・あいつは単なる変態だ。どうせ自分勝手にヤリまくってるだけの〝夢〟を見ているにちがいない。俺が叶えたい夢があるとしたら・・・
亮平💚『クイズ王だな』
聞かれた通り真面目に返した。思っていた甘い回答ではなかったのだろう。ふぐみたいに口を膨らませ〝つまんないの〟なんて人の夢にケチをつけてきた。
亮平💚『ねぇじゃぁどんな夢だったら納得するの?』
俺の目の前でソファーに寄りかかる翔太に抱きつくと耳まで真っ赤だ。いつまで経っても初心初心な翔太が可愛い。
翔太💙『そうだ!亮平夢リスト作らない?』
翔太の提案は、100の叶えたい夢リストを作ると言うもの。〝2人で100の夢を交互に書いていき叶えていこう〟と翔太にしては暇つぶしには打ってつけの提案に、もうワクワクしかない♡
亮平💚『面白そうだね…ちょっと待ってて』
ノートを2冊用意すると一冊を翔太に渡した。
それぞれのノートに①と書いた。
亮平💚『50まで書いてね。書き終わったら1から順に叶えていこう』
翔太💙『叶えられない事だったら?』
亮平💚『夢なんだから、そのうちに叶えればいいでしょ。ほら書いて』
ふふニヤニヤが止まらない・・・
翔太を横目に見ると口を尖らせてペンを走らせニコニコして楽しそうだ。
翔太💙『出来たできたよ!亮平は?』
亮平💚『ちょっと見ちゃダメ。楽しみが半減しちゃうでしょ』
〝何?余計に気になる〟とはしゃぐ翔太に人差し指で鼻をツンと弾くと〝翔太の喜ぶ顔が見たいの〟何て言ってみたりして・・・
翔太の喜ぶ〝夢〟を書いてくれたのだと勘違いしている翔太は頰を赤らめ嬉しそうだ。
亮平💚『じゃ一つ目は翔太からでいいよ』
〝いいの?亮平優しいね〟なんて言ってる。
翔太💙『じゃぁ一つ目ね…お寿司食べたい』
亮平💚『あらやだ可愛い////叶えてあげましょ』
雨風はまだ強そうじゃないしまだ大丈夫かな?行きつけの寿司屋に電話すると・・・
亮平💚『出前OKだって。じゃっ次俺の夢リストは、お寿司来るまで翔太は俺のお膝の上♡』
翔太は小首を傾げ〝本当に書いてるのかよ?〟と言いながらも俺の膝の上に収まった。可愛い////
翔太💙『次は俺の番//アイス食べたい』
亮平💚『ねぇお腹空いてるだけじゃない?お寿司食べたら叶えてあげる』
その後は2人のくだらない夢のやり取りが続き出前が届くとお寿司が届いたのにも関わらず居心地良いのか俺の膝に座ったまま小燕のように小さな口を開いて見せた。
翔太💙『次おゆえはりょへぁおえにおすひたえさせる』
恐らく〝次の夢は亮平が俺にお寿司食べさせる〟と言ったと思われる。
亮平💚『口閉じて喋ったら?どのネタが食べたいの?』
翔太💙『いくら』
可愛すぎるんだけど。口に放ると幸せそうにほっぺたを触って〝うまっ〟なんて言っちゃったりして。可愛らしい姿見たさに何度も口にお寿司を放った。その度に〝うまっ〟を連発している。さながら〝おむすびころりん〟を彷彿させる。
翔太💙『亮平も食べないとなくなるよ』
そう言って翔太は、俺の口にマグロを放った。なんて幸せなひと時だろう。食事を終え外を見ると雨風強くなっている〝アイスは明日買いに行こう〟そういうと分かりやすく肩を落として落ち込んでいる。何やっても可愛いなぁ・・・
亮平💚『じゃっリストの続きね。翔太が俺にとびきりのファンサしてくれる』
翔太は顔を真っ赤にすると〝無理無理ファンでも恥ずかしいのに亮平とか無理〟そう言って顔を両手で覆った。もうその仕草が可愛い。
亮平💚『そんな酷い・・・32個目にして俺の夢が潰えるなんてうぅっ』
なんて大芝居を打ってみた〝泣かないで、分かった分かったからファンサってどうすればいいの?〟わざとらしく涙を拭く真似をして見せると翔太の気が変わらないうちにおねだりする。
亮平💚『夢はね、投げキスからのふたりでハート作りたい♡』
全身ピンク色に染めた翔太が口に手を置くと、、
亮平💚『ちょっちょっと待って、ファンサなんだから歌を一節歌いながらして!』
翔太💙『なっそんな追加の夢ずるいぞ!』
そう言いつつも翔太は〝曲のリクエストとかあるのかよ〟とか言ってて可愛い〝お任せします〟と言うとオレンジKissを歌いながら恥ずかしそうに目の前の俺に投げキスをすると2人でハートを作る特大ファンサを頂いた・・・
翔太💙『なんか言えよ恥ずかしい////』
亮平💚『明日死んでも構わない//最高に幸せ♡』
翔太の夢リストは段々と尻窄みになっていった。俺はと言うとラスト50に向かってちゃんと計算し尽くしているんだふふっ…
亮平💚『次は俺ね45〜50は連続で叶えたいから先に翔太の夢どうぞ』
翔太💙『俺?どれも今日叶えられないやつだ‥旅行に、サウナ巡りに…』
亮平💚『じゃ俺のリストだね♡はいっ翔太が45から読み上げて』
翔太にノートを託して俺は夢へ全力を注ぐ。
翔太💙『ん…と45個目は翔太からとびきりエロい….キス?』
亮平💚『はいどうぞ』
翔太は〝なんだよエロいって〟とブツブツ文句言いながらも、膝上に乗った翔太は上目遣いに俺の事を見ると、俺の後頭部に手を置き引き寄せ、薄く開かれた口から舌を覗かせながらキスすると〝舌出せよ〟と言いながら互いの舌を抱き合わせると、深くディープなキスをする〝翔太にしては上出来〟そう言って口に手を充てウインクすると恥ずかしそうに目を逸らした。
翔太💙『ええっと次つぎ!46個目のゆ…め?翔太が1人でイクところ…見たい💢おいなんだよコレ?』
亮平💚『しょうがないね////脱ぐのだけ手伝ってあげる』
翔太💙『やめろよちょっと///ダメったら、するなんて言ってないだろ』
ズボンを下着ごと剥ぎ取りソファーの上に座らせる。
〝俺の夢叶えてよ。お願い翔太?〟ぶっ飛んだ夢に流石の翔太も抵抗した〝ごめん無理だよそんなの…無理そんな恥ずかしい事できない〟今にも泣き出しそうだ。かと言って引き下がるわけにも行かない。47個目の夢に支障が出る。
亮平💚『じゃぁ手伝ってあげるから翔太目瞑ってな』
そう言うと翔太はお利口さんに目を閉じている。俺は引き出しからハンカチを取り出すとそれで目を覆った。〝何もここまでしなくても…〟
亮平💚『見えないと恥ずかしくないから…多分…ほら自分で触って…気持ちよくしてあげてね』
翔太の手を掴んで自身のモノを触らせる。俺は翔太に触れるキスをすると首に舌を這わした。視界を塞がれた翔太は少しの変化にビクリと体を震わせる。
亮平💚『イクまで終わらないよ?ちゃんと休まず手を動かして//ほらこうやって擦るの…良いね上手だよ。可愛いね翔太』
徐々に勃ち上がり出した翔太の花茎は可愛らしくビクビクと脈打つ。内腿を手で撫で、 シャツの隙間から可愛らしい胸の突起を指で摘めば吐息を漏らす。翔太は遠慮がちに与えている刺激が、もどかしくて、どうする事も出来ずにフラストレーションが溜まっていく・・・
翔太💙『りょ…へっ』
亮平💚『なぁに?特別に俺の47個目を翔太に分けてあげてもいいけど…』
翔太💙『////触って亮平が…触って』
亮平💚『触るだけで良いの?これだけで?いいの?』
翔太💙『触って…俺をイカせて////』
亮平💚『素敵な夢だ事♡』
翔太の手を除け恋人繋ぎをする。片方の手で扱きながら口に含み頭を前後して屹立を甚振る。急な刺激に脈打つソコはドクドク溢れる先走りをイヤらしく垂らす。亀頭を親指で擦れば、翔太は俺の肩に手を添えグッと力を込めた。
亮平💚『あとは自分でイキなさい。ちゃんと見ててあげる////自分の気持ちイイ所知ってるでしょ』
翔太は握られた片方の手にギュッと力を込めた。反対の手で優しく扱いている。
翔太💙『んっ、あっ、あっ亮平…ンッ』
亮平💚『ちゃんと見てる可愛いよ。もっと強く早く擦ってご覧…もっと気持ち良くなれるでしょう』
翔太💙『ンンンッあっああンッイク亮平…イイっイク』
翔太は精を放つと気持ちよさそうに背もたれに身体を預けた〝可愛い翔太お利口さん///〟と労うと嬉しそうに〝亮平頭撫でて自分でイケたよ〟と言ってご褒美を求めた。
亮平💚『もっとご褒美あげる//48個目指だけで翔太をイカせてあげたい…はいじゃぁ四つん這いで』
翔太💙『ちょっと…待ってイイ加減にして』
亮平💚『もうこんなイヤらしい姿で説得力ないから…』
目隠しのまま四つん這いになる。ソファーとカーペットは翔太の欲で汚れている。隘路に舌を這わすといつもより興奮している。
翔太💙『あっあん、あんリョ…目外して変な気分////』
亮平💚『見えないと興奮するでしょっ///あぁ可愛い。指挿れるよもっと声聞かせて…』
捩りながら侵入してくる指を1本2本と飲み込んでいく。翔太の口に指を突っ込むと、甲斐甲斐しく丁寧に舌を突き出して俺の指を舐めている。
翔太💙『ンンンッあっ、はぁ、はっ…はっ』
亮平💚『聞こえる翔太?前も後ろも可愛い音立ててるね///もっと感じてイッてね』
再び勃ち上がり出した花茎を擦りながら、3本目が侵入すると、翔太はダラリと口を緩め腰を反らせて頭を上へと持ち上げると、支える両手にグッと力が入った。
翔太💙『あぁあっあん、あんイヤあっイクイクイっちゃうあん気持ちイイ…気持ちイイ亮平////ンンンッ』
白濁を放つと、前のめりに突っ伏したまま腰をピクピクと震わせた。お尻を撫でて〝大丈夫?こっち向いてご覧〟そう言うと〝ハンカチ取って〟仕方なく取ってあげると膨れっ面をして怒っている。お構いなしにノートを目の前に晒し〝はい49個目♡〟と言うと更に頰が膨らんだ。
翔太💙『おい💢ただやりてぇだけじゃねえか!』
亮平💚『好きなくせに////おいでベット行こうか』
49個目…
朝までイチャイチャ////互いが出尽くすまで♡
翔太💙『ンンンッあっ……イイ♡亮平気持ちイイもっと…もっと奥までキテ…』
亮平💚『ねぇもう無理…疲れた翔太//これでおしまいにしよっ?』
翔太💙『ダメ////亮平まだ出るでしょ…もっと気持ちイイ事いっぱいしよっ////』
亮平💚『結局翔太の夢になってない?ンンンッやん翔太////相変わらずお口がお上手♡』
台風一過の青空が広がる昼下がり。蓮と涼太が自宅へと帰ってきた。
蓮 🖤『涼太くんデジャヴってあるのかな?また俺のお気に入りのソファーが無くなっている』
涼太❤️『ええっ僕にも同じような経験がありますね。俺が選んだカーペットもありません』
蓮 🖤『亮平くんそろそろ怒りますけど💢自由にヤリ過ぎですよ?』
亮平💚『はぁ?俺じゃないし翔太の精…』
翔太💙『おいやめろよ////』
涼太❤️『亮平くんには暫く禁欲してもらいましょう。うん、それがイイ』
亮平💚『おいそんなっヤダ翔太50個目の夢やっぱ変える///永遠に翔太とヤリまくるに変更で♡』
夢リスト🗒️
50個目…
クイズ王になる…
賞金で4人で海外旅行に行く。
翔太をとびきり愛してあげる♡
スノ♡タラレバ物語【夢】第三章 『完』
コメント
22件
最後のおねだりのくだりがよすぎて、、、夢にみたい😴おやすみなさい💚💙
今まで読んだ夢シリーズで一番好き‼️‼️‼️ そしてしょっぴー可愛すぎた💙💙やっぱりこうじゃなくっちゃ💦💦
あっ明日朝の投稿はお休みします💦できてるんだけど…ちょっとstoryに迷ってます😭書き直そうかな🌀と思ってるので24時間悩みます😫