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第16話 ようこそ、王都警備団へ
アルからの前情報からほどなくして、ジェイドに正式に協力要請が出された。
ジェイドの事務作業や勉強、そして理世の「異世人の記録」も一時中断されることとなった。
「……」
「……」
そして現在、理世とジェイドは協力要請のあった王都警備団詰め所にいる。
応接間に通され、今回の件の責任者を待っているところだ。
ローテーブル前のソファに、ジェイドと二人並んで座る理世。
――王都警備団。
理世が聞いた話によると、文字通り王都の警備を行う集団であると同時に、要請があれば近郊にも足を延ばすこともあるようだ。
今回は当然、王都で起きている事件解決のために動いているのだが――
「……私、ここにいてもいいものなの?」
まったく関係のない一般人代表を自負する理世は、妙に不安になっていた。
「いるならせめてアルのほうが」
「アルには、僕がいなくてもで******
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