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第17話 魔法を持つ者、持たぬ者
――マギラクル王都で現在相次いでいる、破壊行為や盗難事件。
「目星、というほどではないですが……ある程度、絞り込めてはいますよ」
その犯人グループについて述べたラファーガは、話を続けた。
「犯人グループはおそらく、貧民街の人間で構成されています」
「根拠は?」
「まず一つ。事件が起きているのは、貴族の住居である高級住宅街や市民街、それと商業地区であること」
「貧民街以外、ということか……範囲そのものは広いな」
「もう一つは、対人の事件がほぼないことです。貴族相手では魔法での反撃が考えられますし、市民の場合ぱっと見で魔法を使える人間を選別することはできません」
「あ、この世界の人って、全員が魔法を使えるわけじゃないんですね」
ラファーガの説明に対し、理世がポロリと呟いた。
一瞬ムッとしたように見えたラファーガだったが、冷たい顔つきの************
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