奪われた幸せ

私達４人、

神翔平さんと樋山卓也さん、中原めぐみさんと私

同じ座席に腰かけた。

「大丈夫」

「何が？笑っ」

「飛行機始めてだったって言うから」

「平気よ」

「酔い止め飲んだ？笑っ」

「笑っイエス。」

地図見ながら

「めぐみさんも寝た…初めての乗り物だって…翔平？見ろよ」

御手洗い何処ですか？

左側にドアですよ。

卓也さんはパンフレットを見てた。

「卓也さん？翔平さんは？」

「御手洗いに行ったよ」

起きた？…

「少し寝落ちしてた…」

アフ…口に手を当てた。

笑っ

笑わないでよ。

そろそろ降下するってよ。

「めぐみちゃん、起きろ笑っ」

「え？ええ！…もう着くの！」

卓也～笑っレンタカー借りるか。

初めての北海道だぁ！わあっおー

どこで大声出すの？…

「ね？…時計台に行きたい笑っ」

「後羊ヶ丘は何処なの？」

「３日の期限日…貴重な日付だな」

「飲み物いる？…」

自販機…

「コンビニがあるよ！中で買おうよ」

「御手洗いは？…」

「行きたい笑っ…」

翔平さん…

びっくりした…予約してないからホテルに行くか？

定山渓温泉は？…

…

中山峠？…

じゃらんの雑誌を買った男の人がいた。

「北海道の道民ですか？」

そうだが、

中年夫婦なのか聞いてみた。

中山峠過ぎたらすぐに定山渓温泉に着くわよ。

お母さん達何してるのよ！…

早く戻らないと式に間に合わないって

私達新婚のやり直しするって言われた

おめでとうございます笑っ

ありがとうございます笑っ…

「行こう」

卓也さんが眠いって…

待ってて。

定山渓温泉に向かった。

私達はめぐみさんと話しても尽きなかった…

２日分の着替えしか持ってこなかった。

初夏に成りつつ…

でも気候の寒さ関東地方と違ってた…

定山渓温泉に着いた私達

何？…

「めぐみさんどうしたの？…」

「不吉な予感がする…」

「嫌だわ。やめてよね」

「ごめん…」

フロントに声をかけた神翔平さんが

樋山卓也さんと二部屋空いてませんか？…

交渉してた

向こうから二組の夫婦なのか。

いらっしゃいませ

…予約した。

加納ですが

ちょっと優香…

ママ…恥ずかしいからやめてよ…来なきゃ良かった…

祥介？…

良いよ。

ありました。

二組で二部屋空いてます。

五階ですよ。案内してあげなさい。

はい笑っ…

加納様、優木様…

お泊まりですか？…

一人の男が

良いよ満室だろ？…

？…

エレベーターで上がった私達。

別のエレベーターも停まった。

説明を兼ねて、

私達は聞いてたが…

めぐみさんが怯えてた…

「どうしたの？めぐみさん？」

翔平さんと久美？…出たらダメよ。

何故？…

「何年前に北海道、無差別殺人あったから…それに私出身がここなのよね…」

「え？…めぐみさん？…」

「でも歩く時は一緒に行動しょ？」

「北海道の人なんだ笑っ」

「北海道も美人多いからな肌綺麗だ！」

「卓也～笑っ」

お風呂に入ろ！…

一緒に食事した。

ほろ酔いの翔平さん達。

「飲まないな？…」

「苦手だもん…」

一夜共にした時、翔平さんから

久美さん？…結婚したいって言われた。

これ受け取って？…

え？…指輪？…

ありがとう…

優しい口づけをされた…

翔平さんに抱かれた…

翌朝、翔平さんと卓也さんがお風呂に入ろって誘われた。

混浴じゃないんだ…

次何処に行く？…

札幌に行くってよ！

私とめぐみさんが顔を見合わせた。

笑っ

微笑んでためぐみさんが色っぽく見えた…

ウェブのかかったヘアスタイルが凄く似合ってた。

駐車場から車を出してきた。翔平さんと卓也さんが俺が運転するって言われた。

あまり出すなよ！…レンタカーだし、

延長料金とられないのか？…

市内のレンタカーがあるから、一度返す。

バス乗る？

めんどうくせ～！

この際中古車買うか？…

卓也さん？

親父のツケだ！…

お父さんが会社経営してるって言われた。

１台の車が同じ方向に着いてきた。

非常点滅された。

停まりな？…

あれ？ホテルであった人でしょ？…

ごめんな？…

手帳見せられた…

警察？…

車これって買ったのか？…

はい…

おんぼろ車でもないと。

成田空港から千歳空港に降りました。

東京～！？