テラーノベル
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私はhちゃんに
「別れるを決断したんだね」
そう電話で言った。
電話で笑うhちゃんは少し元気そうで、何処か悲しげで、後悔をしているのが少しだけわかった
「後悔、してる? 」
私は興味本位なのか、hちゃんの気持ちを聞きたかったのか、傷ついた心の傷を抉るような質問をしてしまった。
h「んーん。してないよ」
そう言う声は、少しだけ軽い声だった。
そんなことがあった日からも、毎日のように電話を続けた。
笑顔が増えた。泣くことが減った。
私は、ただ嬉しかった。
嬉しかった反面、まだhちゃんの心の中にいるあいつを憎んだ。
どうしても、恨むことを辞めることはできなかった。
hちゃんの為なのか、ただ自分の心の問題なのか。
それは不確かだったけれど、恨んだ。
なぜ自分は報われないのだろう。そんなやつより愛してると言うのに。
離れないと言ってあげられるのに、そばに居てあげるって、会いに行くって、友達よりも君を優先するのに。
そんな黒い渦のような感情をぶつける場所はなく、ただ押し殺すだけだった。
君の笑う声、顔、それが見られるならもうなんだっていいと思った。
壊さないであげられるなら、何も言わないことが1番な選択だと勝手に決めた。
そんな日々が何日もすぎたある日、
hちゃんが私に聞いたんだ。
h「私の事好きなの?」
私は
「好きだよ。好きっていうか大好き。」
h「じゃあ付き合う?笑」
彼女は深い意味はなかったのかもしれない、いやあったのかな。
私にとって、嬉しい言葉だったけど困惑もした。
「いいよ付き合お?」
h「ほんと?冗談じゃない?」
そんな会話を何回か繰り返した。
その末私は、告白をした。
コメント
2件
主人公がどれだけ相手の事を想っているのかよく伝わってきます。素敵です️🫧