テラーノベル
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放課後。
校門へ向かう生徒の流れの中を、俺はゆっくりと歩いていた。
いつも帰るのが早い三年生が先を歩いている。
部活の掛け声が、グラウンドの方から聞こえてくる。
そのとき。
少し前の方に、見覚えのある後ろ姿が見えた。
青いニット帽。
らっだぁだ。
その隣には、もう一人。
キャラメル髪の三年生。
……ゾム先輩。
少しだけ歩く速度を落とす。
別に、ついていくつもりはない。
ただ、同じ方向なだけ。
二人は並んで歩いている。
会話はそんなに多くない。
ときどき、短く言葉を交わすくらい。
……普通の帰り道だ。
ゾム先輩が、ちらっと横を見る。
らっだぁの方を。
一度だけじゃなく、何回か。
……やっぱり、気づいてるんだ。
あの人も。
らっだぁが、少し変なことに。
けれど、ゾム先輩はそれ以上何も言わない。
ただ隣を歩いているだけだ。
……なんで?
聞けばいいのに。
「大丈夫か」って。
それで済む話じゃないのか。
⋯それとも、「聞かない理由」があるのか。
信号の前で、二人が止まる。
ゾム先輩が何か言う。
らっだぁが笑う。
……やっぱり、普通に見える。
どこにでもいる高校生だ。
けど。
俺は知っている。
屋上で見た、あの顔を。
「……変なの」
信号が青に変わる。
人の流れがゆっくりと動き出す。
らっだぁ達の背中が、少しずつ遠くなっていく。
その背中を見ながら思った。
あの人は、らっだぁの違和感にたぶん気づいている。
それでも、何も言わない。
……なら。
「見てるだけで、いいか」
それでいい。
今はまだ、
そのくらいの距離で。
NEXT=♡1500
この作品の1話から今話(最新話)までの全22話がすべて♡5000以上になったら新連載やります。
お楽しみに。
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れーん🌸
あまらだ。フォロバ確
コメント
5件
ちょっとだけ新連載の予告: ぐちつぼさんが不思議な世界で「ただの旅人」と名乗るらっだぁさんと旅をするお話です。 後に運営や限界メンバーも出てきます。 らっだぁさんの正体は…?

うわぁ … 深い … よすぎる… ♡ 押し頑張ろうかな…