昨日、君は死んだ
昨日君が死んだ事を知ったのは
僕が殺したからだった。
君がいなければ僕が生きれないんだ
そういい、突き落とした。
最後に君が放ったのは
「ありがとう___」
この一言だけだった。
ありがとうなんて言われたら
罪悪感でいっぱいになってしまったから
君を恨んだ。
君が大嫌いだと。
精一杯叫んだのに
君には聞こえてないみたいで。
苦しかった。
この気持ちをどうすれば良いのだろうか。
僕が殺したのがバレるのは
時間の問題だろう。
けど…君は本当に死にたかったのだろうか。
生きてさえいれば
僕ともっと一緒に居れたかもしれないのに
なぜ、殺してくれなどと。
台本を渡して言うのだろうか。
悲しかった。
苦しかった。
変わらない日常が。
非日常へなるのが恐くて。
どうしてそんな事を言うのって。
言っても君は白々しく
「なんでだろー!」
としか言わない。
酷いな。
こんな君じゃなく
死なない世界線の君なら
どうなってたんだろう。
僕らは結婚してたかな。
僕らの子供がいたのかな。
愛し合っていたのかな。
別れていたのかな。
付き合ってもいなかったのかな。
恐いな恐いな恐いな。
君がいない世界は寂しくて
真っ暗で。
休みの日が終わり
学校へ行く。
君の机には。
落書き
「バカ」
「ブス 」
「キモイ 」
「死ね」
「消えろ」
「クズ」
「学校来るな」
たくさんの落書きがあった。
君は死んでいるのにと。
君はもういないのにと。
言ってもアイツらは
「いないからこそやるべき」
そう抜かし、イジメを続けていた。
僕はみてるだけで
何も言ってない
。。。
君がいなくなってから。
僕がいじめの標的さ。
君がいたら。
君がいたら。
君がいたら。
どれほど良かっただろう。
僕の居場所は。
君の居場所は。
心の中にしかないのに。
君はどうして。
僕を置いて…
死んだ…?
僕も連れてってよ。
今更嘆いても
君には伝わらない。
ただ、ただ。
僕が辛い想いをするだけだった。
「君は何も悪くない」
そう言われたのは…
『いつだっただろう』
君の記憶が段々薄れていって。
そのことが恐くて。
君を探したくて。
ついに僕は家出した。
君がどこにもいなくって。
君だけがどこにもいなくって。
探し疲れて探し疲れて。
ついに僕は捕まった。
殺人もバレたみたい。
君のせいだ
君のせいだ
君の
せい
だよ。
君のせいだ
君のせいだ
君が悪いんだよ…
僕を1人にするから
君だけが悪いんだ。
僕は何も悪くないんだ。
君も言ってだろう。
アイツらが悪くて
君も悪くて
僕だけが悪くなくて。
悲しいんだって。
助けてよって。
君は僕に話したんだろう。
もう、嫌だから
助けてって
死にたいって
消えたいって
殺してくれって
頼んだのは
他でもない
君だろう____
君を突き落としてから
1ヶ月がたった。
今は保護所で過ごしていて。
どうせ僕には何も無いから。
「どうせ僕は死ぬから」
君のせいで僕も死ぬ運命になったんだよ。
理不尽だよ。
理不尽だよ。
君が1番理不尽だよ
助けを求めるなら
助けを求めるなら
僕に言わなければよかったんだよ。
僕は君の為なら
何でもしてしまうから
殺してしまったんだよ
殺してしまったんだ
君がいない世界は
辛くて恐くて、
黒く暗くって
嫌になっちまうよ。
嫌になっちまうよ。
嫌なんだよ。
嫌なんだよ?
だから君と同じ運命を
辿らなきゃ行けないんだ。
少し、というより
カンザキイオリ様の
あの夏が飽和する。
が題材となっています。
その他にも影響されている場面、セリフ
ありますが、暖かい目で見てくれていたら
幸いです。
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